このところの当ブログで、大谷翔平に対するあまりの偏向報道や「大谷ビジネス」のことを書きましたが、そのおかげですっかり「ベースボール」に興味を失いました。もちろん「ワールドシリーズ」なんて1試合も観ていません。
「ベースボール」じゃなくて「野球」には相変わらず関心の高い僕ですが、今年は「日本シリーズ」も1試合もテレビで観ませんでした。2試合ばかりラジオで聴きましたが、それも試合途中、ちょこっと聴いただけで試合に熱心に入りこむことはありませんでした。それは、金満球団ソフトバンク・ホークスがあまり好きでないことと、セリーグは3位のDeNAベイスターズが出場したからです。当ブログで何度か書いていますが、僕は「クライマックスシリーズ」(CS)には大反対なのです。リーグ優勝しても、1勝のアドバンテージで、CSを戦って「日本シリーズ」出場を決めるなんて理不尽きわまりないと思います。
先程、ベイスターズが4勝2敗でホークスを下しましたが、レギュラー・シーズンは「71勝69敗3引き分け」の勝率.507、首位のジャイアンツから8ゲーム差の3位ですからね。貯金2のチームが「日本一」って、そんなのありですか? ベイスターズのファンの人は素直に「日本一」って喜べるんでしょうか?
2021年なんか、セリーグ3位のジャイアンツは勝率5割を割っていました。この年はジャイアンツはCSで敗退しましたが、短期決戦は思わぬ展開になりますからね。今年のように「下剋上」が起こって「シーズン負け越し」したチームが「日本シリーズ」に出るってこともありえます。それで「日本シリーズ」で4勝したら、負け越しで「日本一」になっちゃうんですけど。
さらに言えば、セ、パ共に3位のチームが「日本シリーズ」に出てきて対決するってこともあり得るわけです。3位どうしが戦って、勝ったほうが「日本一」って、どう考えてもおかしいでしょう。それでも「下剋上」どうしの頂上決戦とか言って盛り上げちゃうんですかね?
辞書で「クライマックス」を引くと、「興奮や緊張などが最も高まった状態」と書いてありました。長いペナントレースを勝ち抜き頂点に達したチーム同士がぶつかることでまさに最高潮になるのです。つまり、「日本シリーズ」がクライマックスであるべきなんです。その前に「クライマックス」を無理やり作って、僕みたいにシラケる人も出てくると思うし、離れる人もいるんじゃないかねえ。
後になって、2024年「日本一」はベイスターズという記録を見せられて、「はて? どんなシーズンだったかな?」と記憶は出てこないように思います。「記録」と「記憶」が分離してしまい、スッキリしないよね。「クライマックス・シリーズ」なんて、本当に止めるべきだと強く思います。 (ジャッピー!編集長)