ひとつ前の当ブログで書いたように、コイケ百合子の「学歴詐称」の問題はどこの学校を出たかということではなく「ウソ」をついているということにあります。

しかも、側近に「学歴詐称工作」を頼んでいたのですから「確信犯」です。こういう心の習慣を持っている人物は、都合が悪くなれば平気で「改ざん」したり、「隠蔽」したりするのです。要するに「信用できない」人間なのです。こんな奴に権力を長く持たせたら怖ろしいことになると思います。

「学歴詐称」を暴いた『女帝 小池百合子』(石井妙子・著 文芸春秋)の中でよく覚えているのが、「阪神淡路大震災」の被災者の方々が、かつて地元・芦屋を選挙区にしていたコイケを訪ね、議員会館に来たところです。

必死に窮状を訴える被災者の方々に対し、コイケはマニキュアを塗りながら応じ、一度も顔をあげることもなかったといいます。そして、すべての指に塗り終わると指先に息をフッと吹きかけ、「もうマニキュア塗り終わったから帰ってくれます? 私、選挙区変わったし」と冷たく言い放ったのです。この仕打ちに、被災者の方々は、コイケの部屋を出て号泣したといいます。

この女には弱者に寄り添うとか、共感するということがないように思えます。だから「排除」なんて言葉をスッと吐いてしまうのでしょう。

とにかく、強い者にくっついて自分の虚飾をごまかすのが得意技です。「築地市場」移転問題のとき、「築地も守る」と言っていたと思いますが、フタをあければ「守る」どころか、どんどん高層ビルやイベントホールを建設となっています。この「大ウソ」がいつの間にか既成の事実になっているってどういうことなんだ。

問題になっている「神宮外苑」の樹木伐採にしたって、「植え換えて緑を守る」とか答弁していますが、「築地市場」と同じで、いつの間にかウヤムヤにしてしまうのでしょう。(当ブログ2023年9月8日「坂本龍一さんの『神宮外苑再開発見直し』提言をスルーしたコイケ百合子」もご参照ください) とにかく、この女、「ウソ」をつくことに何のためらいも罪悪感もないのです。

この「神宮外苑再開発」や先の「築地市場跡の高層ビル建設」、どちらも「三井不動産」が参画しています。その「三井不動産」グループには元・都局長などが14人も天下りしているんです。もう既にこういった「腐敗」が始まっているのに、3期目なんてトンデモないことです。明日の都知事選でコイケ百合子に一票投じることは東京の破壊に手を貸すことになるのです。(ジャッピー!編集長)