ひとつ前の当ブログで、アベ晋ゾーとトヨタ章男の類似性について書きました。

アベ晋ゾーが首相になったのは2006年、腹をこわして一旦辞めてから悪夢の復活をはたしたのが2012年末、ここから本格的に憲政史上最凶(最狂)の政治が長く続くのです。一方、トヨタ章男が「トヨタ」の社長に就任したのは2009年。この二人が君臨した時期がかなり重なっています。

その間に「アベノミクス」もとい「アホノミクス」で何でもかんでも「規制緩和」を進めた結果、今回の小林製薬「紅麴サプリ」問題が起き、トヨタと関連会社の安全性試験の「不正」が続いていました。

人の命なんかより「経済」が大事だとばかり、コストをかけず、どんどん「売れる」ものを出せ!ということでしょう。やっぱり国のトップや大会社のこういう姿勢は影響を及ぼしますよね。「効率」「利潤」優先の「空気」を充満させたから、きっと他にもこういった「不正」が隠されているんじゃないかと思います。

「東京都知事選挙」が公示され、ポスターの問題が話題になっています。ほば全裸の女性のポスターを貼ったり、立候補者の半数近くを占めて同のポスターで埋め尽くすなんてことが横行しています。この連中の言い分は「法律で禁止されていないから」いいと思ったというものです。

ガキンチョの言い訳みたいな言い草、本当に呆れるしかありません。「選挙」というものをどう考えているのか、民主主義の根幹を冒涜しているって分かっていないのかねえ。

4月の「衆院補選」東京15区の選挙運動期間中の「つばさの党」のふるまいもそうですが、法にふれなきゃ「何やってもいい」という奴が多すぎます。今までも、「売名行為」的に立候補する人はいましたが、このような「選挙」自体を冒涜するようなことはなかったんじゃないかなあ。

こういった連中が出てくるのは、やっぱり「空気」なんだと思います。

「裏金」をガメて、さらに自分が代表を務める党支部に寄付して「所得税」優遇措置を受けていたカンケ一郎(アベ派)が、発覚後の会見で「何ら法に違反していない」とドヤ顔でほざきました。事実上の「脱税」を行っていながら開き直るこの態度、本当に「唾棄すべき」男です。(当ブログ6月4日~5日ご参照ください)

カンケ一郎に限らず、「裏金議員」や幹部たちも「法に触れていない」を免罪符のようにほざき、ほとんどが「無罪放免」です。こういうのを見せられれば、「あ、法律に触れなければ、スレスレだろうが何だろうが、やっていいんだ」という空気が広がり、上記のポスター問題を起こす輩も出てくるのです。

今回の「改悪政治資金規正法」でも、「抜け穴」見つければ勝ち、みたいな空気が広がるような気がしてしまいます。アベ派の「裏金」に端を発したわけですが、本当にアベ晋ゾーという奴はこの国に「悪い空気」を残したよなあ。これだけ「モラル」をぶっ壊して、よく「美しい国」とか「道徳教育」とか言ってたもんだよ。(ジャッピー!編集長)