ひとつ前の当ブログで、2021年1月、テレビ朝日『報道ステーション』に当時首相のガースーがゲストで出たときに、キャスターのトミカワ悠太が媚びへつらっていたことを書きました。まさに「太鼓持ち」という言葉がピッタリでした。

前身の番組『ニュースステーション』の久米宏さんが「ゲストの政治家を苦々しい表情にしたら成功」とキャスターの役割を書いていたのとは真逆のトミカワ悠太、この人は確か自分からこの番組のキャスターに立候補したんじゃなかったのかなあ。その「初心」はどこへやらの、この「ていたらく」。結局、そういう「反権力」として対峙する覚悟も信条もなかったのでしょう。

「テレビ朝日」を辞めて、「トヨタ」に転職したことからも、そもそもが「太鼓持ち」的なタイプだったのだと思います。「トヨタ」は、豊田章男が2009年に社長に就任して、昨年(2023年)に社長は譲ったものの今も「会長」です。事実上の「独裁」です。長期政権は「腐っていく」というのは、アベ晋ゾーやプーチンの例をひくまでもありません。

「トヨタ」といえば、このところ次々に「不正」が発覚しています。今年の4月には、子会社の「ダイハツ」で「衝突試験」でドア部分に本来の仕様のものを使っていなかったことが明らかになりました。人の命に関わる「安全性」を疎かにしたトンデモないインチキです。続く5月には「ハイブリット車」の「衝突試験」でも不正が発覚しました。たしか、昨年も「日野自動車」のトラックのエンジン性能試験もデータが改ざんされていた一件があったんじゃないかな。そのとき「日野自動車」も「トヨタ」グループと知ったので、覚えています。

きっと、発覚していないだけで同じような「不正」は今までもあったのでしょう。やっぱり、トヨタ章男が長々とトップに君臨していたことも関係あると思いますよ。そこには、「安全性」よりも どんどん「生産」して利益をあげることが優先されていたのでしょう。そして、絶対権力者の顔色うかがって、言いたいことも言えない空気があって「不正」が罷り通ったんじゃないのかねえ。

小林製薬の「紅こうじサプリ」問題も、結局は「トクホ」(特定保健用食品)の認定を受けずとも出せる「規制緩和」をしたからですよね。これ、誰がやったかというとアベ晋ゾーです。「アベノミクス」が「機能性表示食品」とかいって「ハードル」をぐっと下げたのが、死者まで出す事件を引き起こしているわけです。人の命なんかより「効率」「利潤」が大事という姿勢、アベとトヨタ、この二人の独裁者、時期も重なっているし、よく似ていますね。(ジャッピー!編集長)