ひとつ前の当ブログで、西武ライオンズ監督就任2年目の松井稼頭央さんが「成績不振」で休養(事実上の解任)に追い込まれたことについて書きました。

明らかな「戦力不足」というハンディもありましたが、「勝ち負けは監督の責任」と潔く「休養」を受け入れたのは立派でした。また外からも野球を見て、捲土重来を果たしてほしいと思います。

同じく「結果の世界」である政治では、トップが居座り続けています。野球と違って、こっちの「結果の世界」は国民の生命や生活がかかっていますからね。これは大変なことですよ。

「火の玉」になるとか大見得きったけれど、いざ国会が始まれば「ネズミ花火」以下で早々に火はすぼみ、「裏金問題」を明らかにすることなく、「政治資金規正法」改正に進めれば「生煮え」と、考えてみれば、この男、何にもやっていないのです。それで「改革の議論の発端は我が党が作った」とドヤ顔で述べたり、定額減税を実感させるよう記載しろと「恩着せ」やられちゃ、たまりません。

だいたい、自分の派閥でも3000万円もの不記載があってシレッと「事務方のミス」で済ますことからも明らかなように、こいつは「自分に甘い」んだよな。今も、自分が何でこんなに逆風を受けているか分かっていないんじゃないかと思います。僕ちゃん、こんなにいろいろやってるのに、何で評価してくれないんだよお、みんなアベがやったことじゃないか、僕ちゃんは悪くないんだもん……ぐらいに思っているかもしれません。

国会議員の家に生まれ、育ち、いつも近くに秘書や運転手がいて、子どもの自分も大切に扱われてきたんでしょう。運転手に車で送ってもらったり、お辞儀をされたり、そんな子ども時代を過ごしていれば、「特権階級」感がこびりつきますよね。自分が悪い、間違ってる、責任をとる、なんて「思考回路」が育たなかったんじゃなかろうか。これはキシダだけでなく、「世襲議員」全般に言えることだと思います。

キシダ文雄という奴は、「聞く力」を売りにしていましたが、そもそも「相手」がどういう暮らしでどういうことを考えて生きているかということに対する想像力が欠如していたのです。こいつの耳に届くのは、自分と同じような「お坊ちゃま」の感覚の話だけ。自分と違う世界があるということが分かっていないから、やることなすこと、ことごとく国民と乖離し、不快にさせるのです。

とにかく、こいつには「捲土重来」ではなく「永久追放」を望みます。(ジャッピー!編集長)