昨日「5月17日」が「大谷翔平の日」になったと新聞に出ていました。

大谷翔平選手が在籍するドジャースの本拠地・ロサンゼルス市が制定したそうです。大谷翔平選手の背番号「17」にちなんで、この日に決まったということです(なぜ5月なのかは不明)が、日本のメディアは「また一つ、大谷選手の勲章が増えた」みたいに歓喜いっぱいの伝え方をしています。

僕は、今年ドジャースに入ったばかりの一野球選手の「日」を制定するって何だか異常と思ってしまいます。

また、大谷翔平選手というのはスーパースターながら「謙虚」な人物で好印象を与えているので、「辞退」するかと思いきや、ロサンゼルス市議会を訪れて市議会の決議文を受け取り、承諾したとのこと。「心から感謝申し上げる」って挨拶もしたそうです。

かつて、イチロー選手はマリナーズでシーズン安打数記録を作った時だったか、「国民栄誉賞」を打診されたけれど「現役の間は受けない」と言って辞退したことがありました。そのように、選手生活をまっとうしてからならともかく、制定を「受けるんだ」と正直、驚きました。せめて、一年シーズンを終えて「結果」を出してから、オフに「受ける」のが普通ではないかなあ。かねがね、シーズン中は「野球に集中したい」と言っていたんですよねえ。

シーズンが始まったばかりで「大谷翔平の日」って、もう完全に「大谷翔平」というブランドを盛り上げる「ビジネス」です。大谷翔平選手も周りのスポンサーの手前、断れなくて「受け入れて」しまっているかもしれませんが、水原一平の件で「被害者」ながらネガティブな話題が出たのを早く払拭したいという思惑もあったのかもしれません。

そういえば、水原一平の裁判、アメリカでも異例の早さの進み方だといいます。これも「大谷翔平」のために早く決着つけたいという思惑が「押し進めて」いるように思います。以前、当ブログでも書きましたが「DH(指名打者)」のルールまで変えて、何でもかんでも「大谷翔平」に有利になるよう「球界ぐるみ」で動いているようでいささか気持ちが悪いです。

それに、「大谷翔平の日」まで作ってもらって、品行方正でクリーンな「大谷翔平」でいることに息苦しさを感じないのかねえ。昔、福本豊選手が「国民栄誉賞」を打診されたとき、「立小便もできなくなるがな」と言って辞退したのを思い出します。こっちの方が人間臭くていいですね。(ジャッピー!編集長)