ひとつ前の当ブログで、NHK朝ドラ『虎に翼』の昨日の放送回について書きました。

寅子(伊藤沙莉さん)が「法律はキレイな水が湧き出ている場所で、変な色が混ぜられないよう守るべきものです」という台詞が、キシダ文雄に向けられているような気がしたのです。

キシダは「憲法」を野党分断→政権維持の「道具」としている、許しがたい男です。朝ドラの脚本はいつ頃から執筆されるものなのか知りませんが、1月の「施政方針演説」とかキシダの行状を視野に入れて書かれたんじゃないかと思います。そして、この「変な色が混ぜられないように」という台詞が出てきたのが「憲法記念日」の放送回だったというのも計算されたものだったと思います。

そういえば、今週の『虎に翼』は寅子の父親・直言(岡部たかしさん)が贈収賄事件の容疑者となってしまうストーリーでした。直言は取り調べで自白を強要されていて、本当のことを言えないまま裁判になってしまいます。寅子が法律を教わっている穂高先生(小林薫さん)が弁護を買って出てくれたり、周りの尽力で直言も真実を打ち明け、勝訴となります。

大きかったのは、直言の妻(石田ゆり子さん)が夫や家族のことを克明に記していた日記でした。これによって、直言の「自白」と食い違ったことが証明できたのです。ここなんか、「公文書」の大事さを表しているように思います。どこかのウソつき首相を守るために公文書を「改ざん」したり「廃棄」した奴らがいたことを思い出させます。

そして、権力の恫喝、強要で罪をかぶせられる直言の姿には、政治家に「事務方のミス」「秘書が勝手にやった」と押し付けられた人たちが重なります。この人たちがどのように権力者に手なずけられているか知りませんが、直言のように真実をぶちまけてはどうですか。

アベ派幹部の中で「切って捨てられた」シオノヤ立も恨み言をぐずぐず言ってないで、全部喋ったらどうですか。パパ活がバレて「議員辞職」となったミヤザワ博行も、誰から「口止め」されたのか今こそぶちまければいいのです。(だいたい、ミヤザワのスキャンダル発覚も、たぶんアベ派の誰かが裏切者への報復としてリークしたのでしょう) シオノヤもミヤザワ、二人とももう失うものないんだから「捨て身」になってみろと言いたいですね。 

『虎に翼』、だいぶアベ以降の政権に対して批判の目を向けていることが感じられ、これからも楽しみです。(ジャッピー!編集長)