ひとつ前の当ブログで、大阪府知事のヨシムラ洋文は「4月12日」という万博の「止め時」を逃してしまったことを書きました。この日までなら「違約金」は350億円だったのですが、以降は845億円と倍以上にハネあがるのです。

賭博の「止め時」を逃してズルズルと借金を「雪だるま式」に増やした水原一平と同じです。万博予算もすでに当初の2倍とこちらも「雪だるま式」なのに、ヨシムラ洋文は止めようとしません。メンツがあるのか何だか知りませんが、血税を投入しているわけですから水原一平よりもタチが悪いですね。

「いのち輝く」とか「持続可能な開発」とか掲げている万博ですが、このヨシムラ洋文が見据えているのは、その後の「カジノ」を含む統合型リゾート(IR)だけでしょう。そこに絡む「利権」だけしか頭の中にないのだと誰の目にも明らかです。

だから「万博開催」を死守したいのでしょう。批判する人に対してのヨシムラの暴言が止まりませんね。テレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー』のコメンテイター・玉川徹さんが万博批判の意見を言ったら、ヨシムラは玉川さんを名指しで「万博会場に出禁」と公言したといいます。これは大変なことですよ。メディアを威圧して、言論、報道の自由を脅かしたのです。

炎上して「撤回」したそうですが、まるでそこらの小学生みたいな言い草に呆れます。そもそもこいつに入場者選定の「権限」などないのです。完全に「オレ様のイベント」という私物感が出てしまっていますね。

また、万博のマスコットだかキャラクターの「ミャクミャク」の像が壊された事件が起こると、このヨシムラはすぐに「万博反対派」の仕業と決めつける発言をしました。実際は、犯人は終電をのがしてムシャクシャした「ヨッパライ」だったのです。何でもかんでも「自分に反対する」人々に見えちゃうんですかね。ここにも「オレ様」の味方か敵かという視点でしかモノが見れない短絡さが表れています。

こいつは国政なんか握ったら、権力をふりかざして「言論弾圧」したり「不当逮捕」するようなタイプですね。プーチンになる資質があるように感じます。この「オレ様」感の根底にあるのは、国民をコケにしている感覚でしょう。人の金で「万博」というほとんど負けの見えているギャンブルにはり続けるこの「オレ様」の暴走を許してはならないと思います。(ジャッピー!編集長)