ひとつ前の当ブログで、「職業差別」発言で炎上した静岡県知事・カワカツ平太が辞職会見で細川ガラシャさんの辞世の句を引用したことを書きました。まるで、自分の散り際が美しいかのような勘違い、自己アピールに本当に呆れてしまいました。

県庁勤務のスタートで、バカ知事の酷い「訓示」で不快な思いにさせられた新入職員の方々は本当にお気の毒です。そして、同じようなことが「入学式」でもありましたね。4月6日(土)に行われた「近畿大学」の入学式にセコー弘成が登壇し、祝辞を述べたのです。

よく知らなかったのですが、何でも、近大の創設者がセコーの父親だそうで、毎年登壇している恒例「祝辞」とのこと。しかし、「裏金問題」について知らぬ存ぜぬ、「政治倫理審査会」に出ても「秘書がやったこと」「記憶にありません」というだけで、しまいにゃ「私は真っ白」とドヤ顔でほざいた男です。自民党から離党勧告を受けた男がヌケヌケと多くの新入生の前に立つって、どういう神経なのでしょう。普通なら、辞退するんじゃないですかねえ。せっかく入学して、大学生活に期待に胸ふくらませている新入生にイヤな思い出となってしまい、申し訳ないと思わないのか。

何の説明責任も果たさない奴が、どういうことを新入生の前で述べたかというと、「変化の激しい社会で、自分の立ち位置をしっかりと把握してもらいたい」だってよ。そうほざくお前はどうなんだよってことですよね。僕がたいへん残念に思うのは、そんなセコーの「祝辞」に対して、入学式会場の学生たちが黙っていたことです。セコーがエラそうにほざいたところは、「あんたの立ち位置はどうなんだよ!」とヤジを飛ばしていい場面だったと思いますよ。近大では、セコーに対して、理事を辞めるよう「署名活動」が起っているそうですが、はっきりと面と向かってノーを突きつける機会だったのです。

セコーは「離党勧告」を受けて、「明鏡止水」の心境だとふざけたことをほざいていましたから、「セコー、明鏡止水の意味、知ってるのか!」とか気のきいたヤジがとんでも良かったのです。かつての学生運動が熱を持っていた時代なら、セコーが壇上に出て来たところで「セコー、降りろ!」「裏金野郎!出ていけ!」とシュプレヒコールがあがったでしょう。

カワカツの訓示は「入庁式」で、これからお給料をもらう人たちだから逡巡してしまうでしょうが、学生たちは黙っていることないっですよ。納得いかないことにノーと言えないでどうする!とハッパをかけたいですね。腐った連中を追い出し、未来を築くのはあなたたちなんですから。(ジャッピー!編集長)