ひとつ前の当ブログで、『野良猫ロック・セックスハンター』(1970 長谷部安春監督)には日本がアメリカの植民地になっている暗喩のポテンシャルに満ちているということを書きました。

立川基地のあたりを舞台にしたこの映画が公開されたのは1970年、それから54年も経った日本がどうなっているかというと、ちょうど今、キシダ文雄がアメリカを訪問しています。「国賓」待遇での訪問とかで、キシダの今にもニヤけそうなドヤ顔が気持ち悪いです。

「国賓」と言われていますが、要はアメリカに尻尾を振りに呼びつけられただけです。「検討使 」「増税メガネ」など様々な異名を持つキシダにもう一つ「忠犬メガネ」という呼び名が加わりそうですね。

「日米同盟は前例にない高みに到達した」と強調していたけど、これで自衛隊が米軍の指揮下に入って戦うことが決まったわけです。「専守防衛」はどこかに吹っ飛んで、名実ともに米軍の「前線部隊」になってしまったのです。

2022年12月の「安保関連文書」閣議決定から、キシダがやってきたことは何だったのか思い返してみましょう。相変わらず「核兵器禁止条約」には批准せず、国民が増税や物価高で苦しんでいるのに、さらりと防衛費をGDP比2%という43兆円!に大増額、あげくは「殺傷能力」のある武器・兵器の輸出も有りにしてしまいました。ついに「死の商人」へ一歩、踏み出してしまったのです。

宏池会出身で「ハト派」と言われたキシダですが、とんだ好戦的なハトがいたものです。というか、自分の地位を維持するためには何でも進める奴なんですね。こんな何の理念もなくアイデンティティー皆無のキシダが、「戦争放棄」をうたった憲法を持った「平和国家」というアイデンティティーを変換してしまうとは何たる皮肉か。これは国民が怒っていいことです、というか、ここで怒らないでどうする!と思います。国のアイデンティティーに関わることなのですから。当ブログで何度も書いていますが、「バカな大将、敵より怖い」のです。このままキシダの暴走を許せば、取返しのつかないことになりますよ。

キシダは今回の訪米でバイデン大統領にお土産として、「輪島塗」のコーヒーカップとボールペンを持っていったそうですが、あんた能登地方の地震からの復興はまだ見通したっていないって分かってんのか。「子育て支援」と言いながら実質「増税」、「裏金問題」も何の事実解明もせず、国内に山積する問題を放りっぱなしでアメリカにのこのこ出かけた、いや「逃げた」キシダ、この国賊に対して、怒りの鉄拳をくらわしてやりましょう。(ジャッピー!編集長)