ひとつ前の当ブログで、街で着なれないスーツに身を包んだ、明らかに新入社員と思われる人たちを見ると、心の中で「いい上司や先輩に会えるといいな」と思うということを書きました。

ところが、初っ端からとんでもない目にあった人たちもいます。「静岡県庁」の新規採用職員の方々です。もうお分かりですね。県知事のカワカツ平太が「差別発言」を含む「訓示」をたれたのです。

「県庁の仕事は、野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノを作ったりとかと違い、基本的に皆さんは頭脳、知性の高い人たち」という、こうして書き写していても吐き気がするような発言を飛ばしたのです。

これが「職業差別」と炎上すると、カワカツは「キリトリ」「不十分な表現が針小棒大のような形で」と報道を批判し、まるで自分の方が被害者のような言い方で釈明したのです。よく悪い国会議員が「誤解を与えたような言い方を」と言うのと同じです。オレはそういうつもりはないのに「受け取る側」が曲げているというわけです。

でも、新聞で「訓示」を読んだ限りでは、「キリトリ」とはいえないし、明らかに職業に「上下」をつけているとしか思えません。結局、こういう言葉が出てくるのは、こいつがそういう「心の習慣」を持っているからなのです。いくら「差別的な意図はなかった」と言ってもムダです。発言を「撤回」しなかったのが昨日になって突然「撤回」と言い出しましたが、もうどうでもいいことです。75歳までそういう考えで生きてきた、カワカツ平太という奴はロクでもない人間だという事実は変わりません。

こいつは今までも問題発言の多い知事でしたが、振り返ると「あちら(御殿場市)はコシヒカリしかない」とか「磐田は浜松より文化水準が高い」とか、何かを比べて一方をけなすというのが多いように思います。今回も「県庁職員」と「第一次産業従事者」を比べる発言だったし、こいつは「こっちが上」「あっちより優れている」といった観点でしかモノを見れない人なんでしょうね。そして、自分は常に「上」の方に属していると思っている。自分はエラくて、そんな自分以外は「下」という「二項対立」でしか考えられないお前の方が、よっぽど「知性の低い」人間だよ。

そして、「謝罪」の会見なのに、辞職の理由に「リニア」の件をあげて、自分の功績をアピールすることも忘れず、しまいにゃ、職業差別発言で「当事者を傷つけたことについて、私の心も傷ついている」とほざいたのです。これには驚きましたね。どこまで「自分大好き」人間なんだよ!

6月議会を持って辞職するということですが、これも「ボーナス」はガメてから投げ出すというわけなんでしょう。

静岡県の新職員の人たちには、いやな思い出のスタートになってしまい、本当にお気の毒です。この知性も品性もない県知事を「反面教師」と考えるしかないでしょう。(ジャッピー!編集長)