ひとつ前の当ブログに続いて、当ブログ2021年1月8日に書いた「『ホワイト・アルバム』1枚化、僕も選んでみました」を以下に再録します。

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続けます。

僕が毎週欠かさず聴いているNHK-FMの「ディスカバー・ビートルズ」の冬のスペシャルで行われた「ホワイト・アルバム1枚化」。リスナーの投票結果はひとつ前の当ブログに記した通りですが、僕も選んでみます。とりあえず、番組にならって15曲としてみると……

バック・イン・ザ・USSR  ディア・プルーデンス   グラス・オニオン オブラディ・オブラダ 

ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス  ハピネス・イズ・ウォーム・ガン  アイム・ソー・タイアード   ブラックバード  アイ・ウィル   ジュリア  バースデイ  ヤー・ブルース   セクシー・セディー   サボイ・トラッフル グッド・ナイト

といったところですか。

うーん、遊びとは思いながらもけっこう悩んじゃいますね。このアルバム、「ビートルズ」というバンド・スタイルというよりは、ソロの集合体という形になっているとよく言われます。(そこに『ザ・ビートルズ』というアルバム・タイトルをつけるのがまた皮肉だとも) 

たしかに、そういう感じがしますよね。曲もそれぞれの趣味趣向に沿って作られ、まるで20世紀の音楽ジャンルのカタログみたいです。サーフィン・サウンドに始まり、カントリー、スカ、フォーク、ワルツ、ブルース、ヘヴィメタル、アヴァンギャルド……でも、この混沌もまた「ビートルズ」なんだなあ」と思うのです。貪欲に様々な音楽を取り入れたからこそ、リバプールのスキッフル・バンドから、ここまで進化したのです。

「ラヴ・ミー・ドゥ」の正式デビューから数えればわずか6年です『ザ・ビートルズ』(通称『ホワイト・アルバム』)は、この総体でひとつのアルバムとして完成しているし、これだけ聴き込んでしまうと曲の順番も馴染んでしまっているしで(頭の中である曲を鳴らすと自動的に次の曲が繋がっていく感じ。お分かりですよね?)、やっぱり1枚化はムリですわ。

やはり今回の『ディスカバー・ビートルズ』で投票が行われた「イントロなし曲ランキング」、結果は「ひとりぼっちのあいつ」「ノー・リプライ」「ヘルプ!」がトップ3でしたが、僕の1位は「ノー・リプライ」です。なぜなら、僕が初めて聴いたビートルズの曲だからです! あのジョンの声を聞いた瞬間の衝撃、忘れられません。 

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明日31日(日)に『ディスカバー・ビートルズⅡ』の最終回スペシャル、やはり藤本国彦さんがゲストで「リスナーからのリクエスト・ベスト10」などの企画があるそうで、楽しみです!(ジャッピー!編集長)