ひとつ前の当ブログで、今までアソ―太郎やモリ喜朗がとんでもない発言をしても「アソ―節」だとか「モリだから仕方ない」といった扱いでスルーしてきたことが、こいつらをのさばらせ、ひいては「派閥政治」という腐敗菌の温床になったということを書きました。

今回のニカイ俊博の「ばかやろう」発言を問題にしないのもこの流れです。「年寄りだから仕方ない」で済むことじゃないんだよ。れっきとした議員だったり、議員辞めても影響力持っているような連中なんですから。こういったことを見過ごすのはメディアの怠慢と思いますが、もちろんこの連中を放置している自民党の責任であることは言うまでもありません。

モリ喜朗が「女性蔑視発言」を繰り返し、おまけに「謝罪・撤回」の際に逆ギレしたことは記憶に新しいですが、このとき自民党の女性議員は何ひとつ抗議の声もあげませんでしたね。まさに「わきまえる」ことを選んだのです。その時点で、男性優位の政治を受け入れ、旧態依然の派閥政治に取りこまれているわけです。モリに何も言えずひれ伏していて、「ガラスの天井を壊す」とかよく言えると思いますよ。アソ―太郎に「おばさん」とか容姿のことを言われて「やり過ごす」カミカワ陽子にも同じことがいえます。大人の対応じゃなくて「わきまえて」いるだけです。(当ブログ2月1日~3日、6日をご参照ください)

五輪担当大臣だったハシモト聖子(冬季オリンピック銅メダリスト、裏金額ランキング6位)にいたっては、「東京五輪組織委員長」をクビになったモリに苦言を呈するどころか、変わらず「モリ先生、モリ先生」と尻尾を振り続け、「政治倫理審査会」でも礼賛しまくっていました。このハシモト聖子の頭の中ではモリの「女性蔑視」という心の習慣をどう捉えているのかねえ。いや、この女はかつて高橋大輔選手に無理やりキスしていたから、「パワハラ」「セクハラ」なんて平気なメンタルか。

自民党「女性局」とか称しても、エッフェル塔の前で浮かれてポーズとってグルメ三昧、ある意味、温泉旅館で芸者あげて騒ぐ「昭和」のおっさん旅行と大して変わりません。一方「青年局」は「露出度の高い衣装のダンサーを招いて」の不適切な親睦会?で口移しのチップ渡しと、こっちはもうそのまま、昭和のオヤジ宴会です。いまだにこんな事やっているんだねえ。

結局、女性議員も若手議員も旧来の派閥政治を批判するどころか、その悪習をしっかり継承しているだけ。「鯛は頭から腐る」というけれど、この党は尻尾の先まで腐りきっていますね。上から下までどっぷりと「派閥政治」に浸かっているんですから、自浄作用も政治刷新も改革もできるわけないですよ。早くこの党を解体、処分しないと、国中に腐敗が広がってしまいます。(ジャッピー!編集長)