ひとつ前の当ブログで、先週末から始まっているという、自民党による「裏金議員」たちへの「聞き取り」について書きました。

あ、自民党は、国会で野党が「裏金」という言葉を使うと文句をたれていたなあ。じゃあ、何と呼ぶのだろう? 他の呼び方があるとすれば「着服議員」か、それとも「ネコババ議員」といったものしか思いつきませんが。

「高級ホテル」で行われているという「聞き取り」、ただ「やってる感」を出すための「茶番劇」であることは間違いないですが、自民党もその結果「何もなかった」では体裁が悪いぐらいはさすがに考えるでしょう。そうなると、やっぱり「秘書がやった」「会計担当者の責任」という風に、誰に押しつけるかの人選を話し合っているのでしょうね。何人かの「身代わり」を差し出して調査は済みました、けじめをつけましたと目論んでいるのでしょうね。身内が調査する時点で、これは「口裏合わせ」ということなんだと国民にはバレていますよ。

だいたい、この「聞き取り」の対象が現役議員に限っているということがおかしいじゃないですか。今は議員を辞めている者でも、「裏金」を着服していた事実も罪も消えないのです。こんないい加減な「調査対象」にしたのも、アベ晋ゾーに「調査」が及ばないようにという意図がはたらいているのでしょう。

アベ派の議員のほとんど、90人以上が「ネコババ」していたというのに「本丸」を調査しないでどうするんだと訊きたいですね。これだけでも、本気で「解明」しようという気がないことが分かります。この「キックバック裏金」構造がどのように始まり、どのように定着、発展したか、その源流をつきとめないなら何の意味もありません。

例えていえば、アベ晋ゾーという強い悪性のガンから、所属議員たちに転移していったのです。もちろん、転移したガン細胞はすべて取り除かないといけません。しかし、その元になったアベ晋ゾーという悪性ガンを検査し正体を突き止めなければ、また同じようなことが起こったときに防止できません。そのように医学が発展してきたように、アベ晋ゾーという病原体を徹底的に「解剖」「検査」して「実態」を明らかにすることが未来に生きる人たちへの貢献だと思います。(ジャッピー!編集長)