ひとつ前の当ブログで、マツモト人志の「性強要」問題で、マツモト自身のおぞましさはもちろんですが、マツモトのために女性を集めてセッティングしていた後輩芸人も唾棄すべき連中に思えます。

「上納」という言い方がまさに、マツモトへの献上物として女性を「モノ」扱いしているということです。そこまでして「お笑い界」に君臨する男に媚びへつらう情けない姿は、派閥のためにせっせとパー券売って「上納」し、何とか閣僚の列に入ろうとしていた派閥議員に重なります。

疑惑が明らかになって、記者団の取材に対し「頭悪いね」とほざいた、衆院議員(長崎3区)のタニガワ弥一は自民党に辞職を申し出て、1月22日に会見を開きました。テレビのニュースで観ましたが、「大臣並みにカネを集めて力をつけてやろうと思った」「政治家が偉くなるのにカネが必須だと勘違いしていた」などと述べていました。これ、そこらの若造じゃないですからね。82歳ですよ。ずいぶん長く「勘違い」していたもんだな。

「違法という認識はなかった」とほざいていましたが、キックバックされたカネは「怖いお金」だからと現金で保管していたといいますから、「違法」の意識はあったのでしょう。確信犯です。この期に及んでも言い訳しているのが本当にタチが悪いです。人間もこうなったらオシマイですね。

新聞によると、会見のあと「派閥から大事にされなかった」と恨み言を言っていたようです。こんなにカネを集めて党に尽くしたのに結局「大臣になれなかった」ことを悔しがっているわけです。その一方では、「政治資金収支報告書」への不記載に関して、派閥の誰からの指示だったのか、を問われても、「言いません!」「言いません!」と怒鳴りまくっていました。もはや、「謝罪会見」なのか「恫喝」しているのか分かりません。

このタニガワという男、建設会社を持っていて、自社の社員や関連する下請け会社にもパー券を売りまくっていたらしいですが、この「大声」や「恫喝口調」を見れば、どんな風に売りつけていたか想像がつきますね。きっと、パワハラ的な案件はゾロゾロ出てくるような人物でしょう。

「言いません!」と大声で怒鳴ったあげく、最後は「好きなように解釈して」と言い放って会見は終わり。せめて、国民のために「派閥の指示」の有無やその流れについて明らかにしようという気もなかったのか。

とにかく「大臣」になりたかっただけで政治家になったのでしょう。違法なことまでして「大臣」になることにどんな幸せを見出していたのか。ただ、カネと地位のためだけ。いい歳ぶっこいて、これまで何の「哲学」も持たず生きてきたのでしょう。記者に「頭悪いね」と言ったこのタニガワには「あんたの人生、空しいね」と言い返してやりましょう。(ジャッピー!編集長)