12月24日の当ブログで、今年の3月22日に74歳という若さで亡くなられた団時朗さんのことを書きました。

24日(日)に放送されたTBS『サンデーモーニング』の今年亡くなった人を振り返る「墓碑銘2023」コーナーで出てこなかったことは残念です。団(当時は「次郎」)さんが主役の郷秀樹を演じた『帰ってきたウルトラマン』はTBSで放送されていたというのに……。

この「墓碑銘2023」ではもうひとり、取り上げられるべきなのにスルーされた人がいます。今年後半はミュージシャンの訃報が相次ぎ、谷村新司さん(10月8日没。74歳)、もんたよしのりさん(10月18日没。72歳)、KANさん(11月12日没。61歳)のお三方はこの「墓碑銘2023」に映像とともに紹介されましたが、11月9日に73歳でお亡くなりになった大橋純子さんは取り上げられませんでした。大橋純子さんはもんたよしのりさんとのデュエット曲もあったし、1982年「日本レコード大賞」では最優秀歌唱賞も獲得されています。「日本レコード大賞」を放送しているTBSとしたことが、何で「墓碑銘2023」から外したのか、大橋純子さんのパワフルな歌唱が好きだった僕としては納得できません。最優秀歌唱賞受賞時の映像だってあるはずなのに。

番組も限られた時間の中で作られているし、「墓碑銘2023」のコーナーも今年亡くなった人全部取り上げるわけにいかないのは分かります。「人選」が必要になるのは当然ですが、谷村新司さん、もんたよしのりさん、KANさんは取り上げて、大橋さんだけ外すとはバランス的にも悪いんじゃないのかね。

このコーナー、亡くなった日の順に紹介されるので、大橋純子さんが当然取り上げられると思って観ていたら、大橋さんのご命日11月9日が飛んで、11月10日に死んだホソダ博之が映し出されました。11月18日の当ブログに5本たっぷり書きましたが、トンデモ発言を発したり、女性記者へのセクハラ疑惑や「旧統一教会」との親密関係に何の説明もしなかった奴なんか「追悼」する必要なんかないのです。こんな奴を取り上げる時間をカットして、大橋純子さんの方を取り上げるべきだったですよ。

百歩譲って、ホソダ博之を「墓碑銘2023」に加えるなら、衆院議長をつとめただけでなく、「議員を増やしてもバチは当たらない」とほざいたことや、セクハラや旧統一教会に関して何の説明もしなかったという「負」の部分もしっかり伝えなきゃいけないでしょう。「死んだからチャラ」じゃないし、これも一種の忖度なのか。やっぱり「メディアの沈黙」は是正されていないんですね。(ジャッピー!編集長)