このところの当ブログで、石川県知事のハセ浩が11月17日、都内の講演会で「東京五輪招致」のため「機密費」を使ってIOC委員に贈答品を渡したと発言したことに関して書いています。

自分のシンパが集まっていると気を許して喋ったのでしょうから、「真実」なんでしょう。後からいくら「事実誤認があった」とか言い訳してもムダです。当時の一狂独裁首相・アベ晋ゾーに「開催地を必ず勝ち取れ!」と、骨を投げられ、この「忠犬ハセ公」はワンワンと嬉しそうに尻尾を振って従い、せっせと一冊20万円のアルバムを作っていたのです。

「領収書なし」で自由に使える「機密費」の使われ方が、こんなに具体的になるのは珍しいですから、口が滑ったハセ様さまですが、こんな「ワイロ」めいたことに使われていたとはねえ。「美しい国」をさかんに提唱していたアベ晋ゾー、ズルでもルール違反でも何でも、どんな手段を使っても「東京五輪招致」しろとミッションを与えていたとはねえ。こんな「汚れたオ・モ・テ・ナ・シ」のどこが「美しい国」なんですか。

現役選手時代の活躍を記録したIOC委員一人ひとり用のアルバム作って1冊20万円。それをIOC委員が100人ちょっといたそうですから2000万円超。さらに「忠犬ハセ公」が手渡すために90か国ぐらい飛び回ったといいますから、この交通費、滞在費もバカにならないでしょう。さらに、どうせ海外に行けば「エッフェル姐さん」みたいに遊んでいたでしょう。何しろ「領収書無し」の使い放題の「機密費」使っていますからね。いったい、どのくらいのカネを使ったのでしょう。

「東京五輪2020」は、招致委員会理事長・タケダ恒和がコンサルタント会社経由でIOC委員にカネを流した疑惑でフランス当局に捜査されたり、電通がからんだりと「汚職まみれ」のブラックなイベントとなりましたが、そもそも最初期から「腐っていた」わけです。

今回のハセの「機密費」発言について、政権も「事実確認」や「調査」をする動きは全くないようですね。こうして、また「大阪万博」とか「札幌五輪招致」とか、何の反省もなく同じようなことを繰り返すのです。本当に、この国のエライ人たちは「過去から学習」するってことができないようです。(ジャッピー!編集長)