ひとつ前の当ブログに続いて、当ブログ2022年10月17日「映画界で続いたセクハラ事件を、テレビがあまり大きく報じなかったのは」を再録します。

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ひとつ前の当ブログで、カガワ照之が司会をやっていた朝の情報番組で降板の「謝罪」をしているところを観たことを書きました。よどみなく、反省の言葉を述べる様子を観て、「謝罪」する男を演じているように見えました。これぐらいのことは、カガワの演技の引き出しに入っているだろうしね。

「性加害」といえば、今年は映画界でも何件か発覚し、作品がお蔵入りする事態もありましたね。榊英雄は何人かの女性に性行為を強要したことが発覚しました。監督という立場のサカキに逆らえば、「役を降ろされる」と女性たちは思ったそうです。複数の女性から告発があり自身の監督作『蜜月』が公開中止となりました。『蜜月』は「性被害」をテーマにした映画だったそうですが、自分が「性加害者」になっていたとはなあ。

木下ほうかも、女優志望の女性を何人か「演技指導」の名目で自宅に連れ込み、性行為を強要したといいます。その際、「いろんな監督に紹介してやる」というようなことも口にしていたそうです。キノシタは多くの映画やドラマに脇役として出ていましたから、女性たちも信じてしまったのでしょう。ちなみに、サカキとキノシタは親交がある間柄だそうです。

園子温監督も同じような「性加害」が発覚しました。斬新な作風でインディーズからメイン・ストリームにおどりでた監督ですが、以前から監督という立場を利用して、女性を思い通りにしていたようです。これらの連中は、自分の優位性をカサに女性をいいなりにしようとしたわけで、セクハラはもちろんパワハラでもあります。人間としてこんな下品なことはありません。

しかし、この連中のことはテレビのワイドショーなどであまり大きく扱われていなかった気がします。アンジャッシュのワタベのときはけっこう大きく報じたのに、監督など「使う側」になると報道が少なかったと思います。どうも、テレビ局のディレクターなどにも同じ手口(番組に出してやる、監督に紹介してやる)を使って、女性を食い物にしている人がいるからのようです。あまり深く掘ると、自分たちに「ブーメラン」が返ってくるのを怖れているのです。こういったことが起こる構造を根本から変えないとダメですね。

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こういったテレビ局の体質が、ジャニーズ喜多川の長年にわたる悪行を放置し、被害者を拡大したことにも繋がっているでしょう。このあたりのことについて、次のブログに続きます。 (ジャッピー!編集長)