さらに続いて、当ブログ2021年4月6日に書いたものを再録します。タイトルは「下品な暴言親子、イシハラ慎太郎とイシハラ伸晃」です。

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ふたつ前の当ブログで、『若い獣』(1958 石原慎太郎監督)を取り上げました。多くの助監督が監督昇進を目指して奮闘している中、有名作家の慎太郎が横から入って監督し、紛糾させたいわくつきの作品です。この映画、主人公の久保明さんは廃人となってしまい、佐藤允さんは「あいつは負けたんだ。俺は勝てばいいんだ。ボクシングとはそういうものだ」と言う全く救いのない結末で、「弱者は結局敗者」、「強者が正義」という、のちの政治家・慎太郎が垣間見えると書きました。

このイシハラ慎太郎の息子が、今年の始めコロナ禍で医療体制が逼迫して、重症化したお年寄りも自宅療養が強いられている中、スルッと即入院した自民党のイシハラ伸晃です。この状況で、コロナに感染している(無症状)のが分かると、すぐに入院できたというニュースには、多くの人が「上級国民枠」を感じたでしょう。その批判を気にしたのか、こっそり退院してごまかすゴキブリみたいな野郎です。

なるほど、親父は東宝の監督に「横から」入り、息子は病院に「横から」ズルして入ったというわけですね。さすが親子、やることが似ていますね!

また、このイシハラ伸晃という奴は、以前、東日本大震災で福島第一原発事故が起こり、その除染廃棄物の中間保管施設をどこに建設するかという件をめぐって「最後は金目(かねめ)でしょ」と言った人物です。批判を受けて形だけ謝罪したように思いますが、この発言は「言い間違い」とかではないですからね、イシハラの「心の習慣」です。こいつ自身が「金目」で動くような人間だから、こういう言葉が出るのです。こいつの目からしたら、国民は砂糖に群がる蟻ぐらいにしか見えないのでしょうね。何て品性下劣で「ゲス」な人間でしょう 。(このことは、当ブログ1月27日「『最後は金目でしょ』なんて言った男が優先される社会」にも書きました)

そういえば、親父のイシハラ慎太郎はかつて、「もっとも有害なのはババア」とか、「女性が生殖機能を失っても生きるのは罪」なんて暴言を堂々と口にしていましたね。こんなロクでもない奴に長年、都知事をさせていたこの社会の甘さが、今回のモリ喜朗なんかにも繋がっているのです。

こういう親父の考え方や言動を見て育っているわけだから、イシハラ伸晃が平然とズルをしたり、ああいう「ゲス」な発言をするのでしょう。この親にして、この子ありですよ。そういう意味では、「息子とは別人格」とは言えないでしょう。分かりましたか、ガースー君。

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さらに次に続きます。 (ジャッピー!編集長)