ひとつ前の当ブログで書いたように、アベ晋ゾーは戦後初めて教育基本法に「愛国心」を盛り込み、「教育に政治家がタッチしてはいけないのかといえば、そんなことはないわけですよ。当たり前じゃないですか」なんてことをほざきました。

『雲ながるる果てに』(1953 家城巳代治監督)で描かれた、「お国のためなら」に何の疑問も持たない子どもたちを生産、消費する時代に回帰させたいのでしょうか。教育という領域で「喉元過ぎれば~」は本当にあってはならないことです。

昨日の新聞に、キシダ文雄宛てに和光小学校6年生36人が「なぜ防衛費を上げるのですか?」そしという手紙を出した話が出ていました。「防衛費1兆円を他の税からとるのは、さすがにひどいと思います」とか「平和は自分だけの意見でなく、人の意見もちゃんと聞き、いろいろな意見があることを理解しないと平和にはならないと思います。なので沖縄の声も聞いてください。それとも何か聞かない理由があるのですか?」などの質問、意見も書かれていたそうです。

この手紙を首相官邸・キシダ文雄宛てに送ったのが2月1日。2月24日の記者会見後、この手紙について報道陣から質問され、キシダは「ひとつひとつにお返事を出すことは困難でありますが、安全保障政策については、国民の皆さんのご理解を得られるように努めていきます」と、いつもの定型文を述べただけだったとのこと。

新聞によると、生徒たちは再び手紙を出したけど、キシダからは何の音沙汰もないとのこと。何という「不誠実」。この学校では「沖縄」について学習し、現地の人の話を聞いたりという活動をしているそうです。真面目に考えて、首相に質問をぶつけているのにスルーですか。あんた、「異次元の少子化対策」とか「こども家庭庁」を盛んにアピールしてたんでは? 「子どもまんなか」って言ってたんじゃないの? せめて子どもに対しては「聞く耳」があってもいいんじゃないのかねえ?

真剣に「子ども」のことなんて考えていないのでしょう。こんな奴にまだ支持率が30%ぐらいあるというのが信じられません。(ジャッピー!編集長)