今日8月6日は広島に原爆が投下された日です。

今朝、行われた「平和記念式典」をテレビで観ていました。広島出身の首相・キシダ文雄のスピーチを聴きましたが、5月に行われた「広島サミット」、及びそこで発表された「広島ビジョン」の成功を強調しており、非常に鼻につきました。

この「広島ビジョン」って、単に「アメリカの核」の下にいることを確認し、「核抑止」を正当化しているだけのものです。この男、何かと言うと、広島出身であることを強調して、「核廃絶」をライフワークと言いまくっていますが、1ミリも本気ではないことは明らかです。「核廃絶」と言いながら、「核」を持つことこそが最善だとアメリカにひっついているって、自分の言動に「矛盾」を感じないのかねえ。当ブログでは何度も書いていますが、こいつには「信念」とか「理念」とか全くないのです。そもそも「ビジョン」を持っていない男が「広島ビジョン」と言うのがおかしいのです。

「核抑止」なんて言ってても、実際に「核保有」しているロシアのウクライナ侵攻を止められなかったでぃ、この後に最悪の結果を招いてしまうこともじゅうぶんにあり得るのです。

「核廃絶」がライフワークなら、率先して「核兵器禁止条約」に批准するはずだし、それこそロシアに対しても「被爆国」の観点からの外交努力をするべきでしょう。そんな覚悟もないくせに「ライフワーク」とかほざくな!と言いたいです。この「広島ビジョン」には何ひとつ、「ヒロシマ」だからこそ発信できたメッセージがないのです。

要するに、キシダは「ヒロシマ」や「核廃絶」を自分のセールスポイントに利用しただけです。この「広島サミット」のあとに国会に「解散風」が吹きましたが、それも見こんで「支持率アップ」のプロパガンダに使ったのでしょう。「被爆者」の方々の「核廃絶」や平和への思いを利用するとは本当にタチが悪すぎです。「平和記念式典」までも自分のアピールの場にしたのです。キシダは「ヒロシマ」を冒涜したと思います。(ジャッピー!編集長)