今日、2月8日というのは「ロカビリーの日」なのだそうです。

「○○の日」というと、語呂合わせ(11月22日が「いい夫婦の日」とかね)なのかと思いますが違います。由来は『第1回日劇ウエスタン・カーニバル』が開催された日だからであります。1958年2月8日に初日で幕を開けたことを記念して「ロカビリーの日」となったのです。

なぜ2月に開催されたかというと、当初この企画は無謀と思われていて「日劇」側もお客が集まらないニッパチ(2月&8月)ならと承諾。それで2月に開催となったのです。それが初日にいきなり9500人の観客を集め、14日まで1週間の興行で45000人もの動員があったのです。この戦後日本に新たなムーヴメントを起したショーから、今年は65周年です!

それ以前、1954年から『ウエスタン・カーニバル』は有楽町のヴィデオ・ホールで年2回開催されていました。春と秋にカントリー系のバンドを集めたイベントを仕切っていたのが「ワゴン・マスターズ」に在籍していた堀威夫さん(のちにホリプロを設立)です。

1956年にエルヴィス・プレスリーさんが『ハートブレイク・ホテル』で初の全米ナンバー1のヒットを飛ばし、日本にも紹介されると一気に「ロカビリー」人気が過熱していきます。観客も増えてきてヴィデオ・ホールでは収まらなくなったので、「もっと大きな会場で」と堀さんは渡辺晋さんに相談を持ち掛けます。元々バンドマンの渡辺晋さんは1955年に「渡辺プロダクション」を設立していてその人脈で広い会場を紹介してもらおうと堀さんは考えたのです。(この項、続く) (ジャッピー!編集長)