このところの当ブログで、ハギューダ“身の丈に合わせて”光一はじめ、「旧統一教会」との関連を何とかごまかそうと躍起になっている議員のことを取り上げています。あ、ヤマグチ壮・環境大臣みたいに「誰でも頼まれたら、祝電だす」と開き直る輩もいますね。

「開き直る」といえば、前・防衛相のキシ信夫(アベ晋ゾーの弟)も教団との関わりについて「選挙なので、支援者を多く集めるのは重要」と語っていました。また、教団関連団体のイベントで実行委員長を務めたことがバレたニノユ智(前・国家公安委員長)も「政治家」なのでいろんな方とつきあいがある」と述べ、何が悪いんだと言わんばかり。この二人はキシダ“検討使”文雄の内閣改造によって外されましたが、何の反省もしていないことは明らかです。「何が問題か、僕はよく分からない」とボンクラなことを言ったフクダ達夫(前・総務会長)も含めて、「どいつもこいつも」という感じです。

結局、「選挙」に勝つために、ボランティアとして手伝ってくれる教会メンバーと「旧統一教会」の大量の票が欲しかっただけなわけです。「信念」も「信条」もカケラもないのです。

候補者にとって、この「組織票」がいかに大きいものか、あらためて知らされた映画がありました。『香川1区』(2022 大島新監督)です。前作の『なぜ君は総理大臣になれないのか』(2020 大島新)に続いて、立憲民主党の小川淳也氏の政治活動に密着したドキュメンタリーです。香川1区で出馬した小川氏のライバルは自民党のヒライ卓也です。IT担当相のとき、会議で、NECに対し「死んでも発注しない」とか「今回の五輪でぐちぐち言ったら完全に干す」、「どこか象徴的に干すところをつくらないとなめられる」、「脅しておいた方がいい」などと酷い言い方をした奴です。

このヒライの下品な言い方も、『戦争と人間 第一部運命の序曲』(1970 山本薩夫監督)の中の「上に立つ奴がいたら、そいつが他人にどんな物の言い方をするか、よく見分けるんだ」というセリフを思い出させますね。

さて、そのヒライと小川氏の戦いとなった「香川1区」で…… (この項、続く) (ジャッピー!編集長)