ひとつ前の当ブログで、2016年7月26日に発生した「津久井やまゆり園」での入所者殺傷事件から、6年経ち、「追悼式」が行われましたことについて書きました。

「シリーズ:アベ晋ゾーを忘れない」では、過去に書いたものを再録し、アベ晋ゾーの一強(一狂)独裁はどんなことをしてきたかを振り返っています。2020年12月11日に書いた「アベと優性思想議員たちに、『仮面病棟』のセリフを」を以下に再録します。

     *      *      *

昨日の当ブログ『Go Toで、無理心中、日本の冬』で書きましたが、ウィルス感染の広がりは人の移動がもたらすのに、Go Toキャンペーンをここまで引きのばしているスガやニカイたちは、このパンデミックで高齢者や病気持ちなど弱者を「淘汰」しようとしているのではとまで思えてきます。

ただの妄想に思えないのは、この政権ならやりかねないと思うからです。3月にコロナウィルスの感染拡大のため「一斉休校」の要請を出したときの、当時の首相アベの発言を覚えていますか。「100人のうち重症化が20人いても10人は回復するし、残りは老人と病気持ちだから安心してください」と言いました。まるで、「100人のうち、亡くなっても10人。しかもそれは老人だから」と言っているようなものです。

本来なら、そういった重症化の心配があるお年寄りや持病をある人など弱い立場を気にするべきだと思いますが、この選民主義の総理には頭の片隅にもそんな思いはなかったようです。さすがは、「生産性がない」とか「高齢者は歩かない」などと発言する議員を抱えている党のトップに立っていただけのことはありますね。「やまゆり園」で45人もの入所者を殺傷した植松被告と考え方の根っこは同じように思えます。

同じ3月頃に『仮面病棟』(2020 木村ひさし監督)という映画を観ました。病院を舞台にしたミステリー作品です。悪者は、病院の院長(高嶋政伸さん)で、身元不明の患者から臓器を勝手に取り出し、政治家とか金持ちの患者に移植するということを裏でやっているのです。高嶋院長は全く罪の意識もなく、「それが正義なんだ! 今のまま高齢者ばかりになったらどうなるんだ? この国は終わりだ」なんてことを言い放ちます。全くトンデモない医者ですが、上に書いたアベ晋ゾーとその部下の発言を聞くと、フィクションと思えなくなってきます。実際、「生産性」なんて言い方で人間を値踏みする議員がのうのうとしているのですから。

ラスト、主演の坂口健太郎さんは「奪われていい命なんてないんだ! 捨てていい命なんてないんだ!」と言うのが救いです。この言葉をスギタ水脈、マツカワるい、そして極悪首相アベとその継承者スガに聞かせたいものです。

      *      *      *

そして、今年(2022年)の6月13日には都内ホテルで開かれた「神道政治連盟国会議員懇談会」で、同性愛者を精神障害で依存症と断定するという、蔑視的な内容の冊子が配布されたのです。本当に、こういう差別的な考えが根強くはびこっているのです。 (ジャッピー!編集長)