ひとつ前の当ブログで書いたように、NHKの朝ドラ『ちむどんどん』の先週放送回で、ヒロイン暢子(黒島結奈さん)の母・優子(仲間由紀恵さん)が戦没者の遺骨収集活動のお手伝いをしていました。

暢子たちが子どもだった頃から、この活動のお手伝いをしていたということですから「戦後」コツコツと続けているのです。優子のように、沖縄戦で家族を亡くし、その遺骨も見つからない人も多いと思います。そういう方々にとっては、優子が言うように「私の中では戦争は終わっていない」のです。

そして、現在、沖縄県民の意思を全く無視して「辺野古」の海を埋め立てようとしていますが、その土砂にも戦争で亡くなられた方々の遺骨が混じっているのです。大日本帝国に「捨て石」とされ、唯一の地上戦が行われた沖縄に、今も「基地」を押し付け、しかも犠牲となった人たちの遺骨が「基地」建設に使われるという現実に憤りを覚えます。「県民投票」で大多数がNOを突きつけているのに、全く「中止」するつもりはないらしく何の誠意ある説明もないのです。

この「民意を無視した」辺野古の海の埋め立て工事を請け負っているのが「琉球セメント」という会社です。この「琉球セメント」は山口県宇部市にある「宇部興産」の系列会社です。そして、この「宇部興産」は、アベ晋ゾーの祖父・キシ信介に縁のある会社なのです。政権が「中止要求」にまるで「耳を貸さない」のは、アベ晋ゾーがからんだ「利権」が大きく影響しているのでしょう。(当ブログ2021年12月11日をご参照ください)

アベ晋ゾーというと、「保守」の中心というように言われていますが、戦争で命を落とした方々の遺骨に何の敬意も払わないのはどういうわけでしょう。靖国は参拝するが、沖縄の地で亡くなった人なんて視野に入っていないのでしょうか。やはり、この男の「保守」はガセで、ただの「知私利私欲」で動いている卑劣漢なのだということですね。こんな奴を「国葬」なんて、どこから見ても理解できません。  (ジャッピー!編集長)