「シリーズ:アベ晋ゾーを忘れない」では、アベ晋ゾーについて書いた過去の文章を再録して、この男がどんなことをしてきたかを思い出しています。当ブログ2022年3月6日「国民の不安に乗じて「脅し」をかけるアベ晋ゾー、やっぱりプーチンに似てる」を以下に再録します。

     *      *      *

ひとつ前の当ブログで、「核」の使用をほのめかすような言葉を発したプーチンに、『斬り込み』(1970 澤田幸弘監督)の中で、大組織の幹部(青木義朗さん)が相手の組長がツメた指のアルコール漬けをちらつかせ、脅しをかけるシーンを思い出したことを書きました。

そして、プーチンはとうとう、ウクライナ国内で稼働中の「原発」にまで攻撃の手を加えました。「核」使用の脅しを、俺は本気だぞ、核を本当に使うぞと強めているのです。怖いのは、精神的におかしくなっているという説も出ている、この狂った大統領が「孤立化」にヤケになって、「核」のスイッチを押すんじゃないかということです。

当ブログ2月28日で、「強いロシア」を取り戻そうという妄想に囚われたプーチンはアベ晋ゾーによく似ているという話を書きましたが、この「脅し」をかける点もよく似ていますね。ロシアによるウクライナ侵攻という、世界中が震撼し、日本でも多くの人々が不安になっているときに、「ほら、だから日本の核を共有しないといけないんです」と言い出すのは、ある意味、国民に「脅し」をかけているわけです。本当に、プーチンと同じ精神構造をしているのです。

しばらく、表に出てこなかったと思ったら、スッと出てきて、国民の不安を煽るような発言をする。このように、異常な状況にあるときに国民の心理を「人質」にとるようなことを平気でやる人間、いや、やっぱり「魔物」ですね、こいつは。多くの民間人にまで攻撃が加えられ、死者が出ているとき、まともな人間なら、まして政治家であるならば、早く停戦になるように動くべきだし、今、やるべきは迅速な「人道支援」です。それなのに、こんな発言をするなんてのは、現地で命を奪われた人、身近な人を亡くした人、泣いている子どものことのことに少しも思いが至っていないということです。

「非核三原則」のうち、「持ちこまない」を反故にしてしまえば、ズルズルと他の「もたない」、「つくらない」もうやむやになるだろうと、アベという魔物は思っているのでしょう。心穏やかにいられない時期ですが、こういうときだからこそ、どさくさにまぎれて煽動する奴には気をつけないといけません。

     *      *       *

ウクライナの人々が戦火におびえ、苦しんでいるときに、それに乗じて国民の不安を煽り「核共有」を主張するとは何という卑劣な男でしょうか。「志なかば」で凶弾に倒れた……なんて「分かりやすい」フレーズに惑わされてはいけません。「非業の死」と離して、彼がやってきたこと、彼がやろうとしたことを思い返すことが必要なのです。ですから「国葬」は絶対にありえません。

(ジャッピー!編集長)