「シリーズ:アベ晋ゾーを忘れない」では、過去に当ブログで書いたものを再録し、アベ晋ゾーという男がやってきたことを振り返っています。はたして「国葬」にふさわしい人間なのでしょうか。当ブログ2022年2月28日「日本にも、プーチンのような「妄想」に囚われた魔物がいます」を再録します。すでにロシアのウクライナ侵攻が始まっていた時期です。

     *     *     *

ひとつ前の当ブログで、ロシアによるウクライナ侵攻が伝わった先週の木曜日、何ごともないかのように参院予算委員会にのぞもうとしたキシダ文雄について書きました。

蓮舫さんに言われてはじめて、国会を中断し、「国家安全保障会議」を開くというノンビリした対応。一国の首相ともあろう人が、「遠い世界で、何か起こっているな」とでもいうような姿勢には呆れ果てます。あげく、ウクライナの外相からは「より強力な反応と行動を日本が示すことを期待する」と、名指しされる始末です。何と恥ずかしいことでしょう。

しかし、もっと唾棄すべき男が案の定、現れましたね。そうです、アベ晋ゾーです。プーチンが「核」使用をちらつかせる、こういう状況で、アメリカと日本の「核」共用を言い出したのです。もう、「待ってました」と言わんばかり。こいつの頭の中では、「チャンス」到来ぐらいに思っているのでしょう。現在、戦火で失われた多くの人々の命や生活のことは1ミリもないことは、今まで何のアクションも起こさず、いきなり「核」共有なんて主張したことで明らかです。

こいつが首相をやっていたとき、何十回もロシアに行って、プーチンとはマブダチのようなことをアピールしていたくせに、仲裁の外交努力もしないところを見ると、実際はプーチンの方は相手にしてなかったんじゃないかね。秋田犬を贈ったりしても対等に扱ってもらえなかったのでしょう。結局は「無能の人」だったのです。

とにかく、ロシアの「暴力」に世界中がNOを突き付けているときに、「核」共有を主張するなんてことは、とりあえず保ってきた「戦後の平和」の否定以外の何ものでもないです。とりわけ「被爆国」の人間が言うことではないでしょう。アベ自身がプーチンと同様、「妄想」に囚われた人間であるということです。

あ、今、「人間」と書きましたが、「魔物」でした。よく「オリンピックには魔物がいる」とか言いますが、今の日本には「アベ晋ゾーという魔物」がいるのです。

     *      *      *

アベ晋ゾーの突然の死の直後、メディアが「礼賛」一色になり、「志なかばで」とヒロイズムや同情を呼ぶような論調だったのは本当に気になります。(当ブログ7月11日ご参照ください) ズルズルと「核共有」に流れたりしたら、取返しがつきません。 (ジャッピー!編集長)