ひとつ前の当ブログで、村田諒太さんとゴロフキンさんの「WBA・IBF ミドル級王座統一戦」を地上波テレビでやってくれないから観れなかったという話を書きました。

あとで、スポーツニュースで「結果」を知った上で「ハイライト」だけ観ても、それは試合を「目撃」したことになりません。「テレビ」を通してでも、「生」の時間が経過する中で観てこそ、スポーツ観戦の醍醐味です。「シナリオのない」展開を楽しんでこそです。

「目撃」という点では、昨日4月10日(日)、ZOZOスタジアムで「ロッテVSオリックス」を観戦した人ほど、運がいい人はいませんねえ。 何しろ「完全試合」を「目撃」したわけですから! 13連続奪三振、このとんでもない記録を、スタンドでリアルタイムで観ていた人たち、いったいどこまで「奪三振」が続くのだろうとワクワクしただろうし、8回、9回と「完全試合」が続き、果たして達成するのか……とハラハラ、ドキドキの緊迫の空気を肌で感じるって、こんな贅沢なことないですよ!

当ブログで前にも書きましたが、僕は千葉ロッテ・マリーンズの本拠地「マリン・スタジアム」の近くに職場があったので、年に1,2回ではありますが、観戦に訪れていたのです。いわば、僕の観戦ホームグラウンドだったので、雰囲気もよく知っています。海のすぐ近くに建っているので、潮の匂いが漂うのです。ドーム球場が増える中、ああ、やっぱり野球はやる方も観る方も「屋外」でなきゃあなあとあらためて思ったものです。「東京ドーム」とか行くと、何だか「箱庭」の中で野球やってるみたいに見えるのです……。

そんな僕にとって馴染みのある球場で、「歴史」を目撃した人たちが本当に羨ましいなあ。それまでの記録・9連続を4つも上回る13連続を含む19奪三振(タイ記録)の完全試合ですからね、27アウトのうち、8度しか守備機会がなかったわけですからスゴイ! 

それにしても、長い野球の歴史で16人しかいない「完全試合」で、「佐々木」姓が3人目というのも何だか不思議です。1966年の佐々木吉郎投手(大洋)、1970年の佐々木宏一郎投手(近鉄)、そして、2022年4月10日の佐々木朗希投手(千葉ロッテ)です!(ジャッピー!編集長)