昨日の当ブログで「紅白歌合戦」について書きました。その続きです。

一昨日に、出場者の歌唱曲とともに出場順も発表されましたが、昔、僕が子どもだったころは出場順は事前に発表されていなかったと思います。「あ、この人がトップバッターだ!」とか、次は誰だろう?、と、新聞の出ている「五十音順」の出場者表に鉛筆でチエックを入れながら観たものです。

お気に入りの歌手はそろそろかな?と、思いながら観ていたの目が離せなかったなあ。分かっているのは、トリが美空ひばりさんだろうということだけでしたから。

今は、事前に発表して、その歌手の出番の時間を知らせることで、ファンの人が見逃がさないようにしているのでしょう。そこには、ピンポイントでも視聴率をゲットしなければという都合もあるでしょう。昔は、視聴率も「紅白歌合戦」の一人勝ちだったからチャンネルをガチャガチャ替える人も少なかったんでしょうね。出演順を伏せることもできたのだと思います。

昨日の当ブログでは、「スペシャル・メドレー」なるものが多すぎて、じっくり聴かせる歌の力が弱まっていると苦言を呈しました。一方、僕が「紅白」ならではと思うのは、ここでしか見れないコラボです。せっかく多くの歌手が集まっているのだから、共演したり、サプライズでゲストが登場するのはいいと思うのです。

最近だと、一昨年だったか石川さゆりさんの「天城越え」歌唱のときに、ギタリストの布袋寅泰さんが登場して演奏した場面など素晴らしかったです。たしか、これがきっかけで、石川さんと布袋さんのコラボしたCDとかに発展したんじゃなかったかな。また、演奏ではない形のコラボというと、かなり昔ですが、細川たかしさんが「矢切の渡し」を歌ったときに、横で梅沢富美男さんが舞を見せたことがありました。たぶん梅沢さんが「夢芝居」のヒットで出場したときですが、さすが「下町の玉三郎」と言われた艶っぽい舞で、歌を盛り上げたのが印象に残っています。

あと、70年代のはじめの頃に、藤圭子さんが歌っていて、バック・コーラスを内山田洋とクールファイブの皆さんがつとめたことがありました。たぶん、前川清さんと結婚されていたときでしょう。これも強く記憶に残っている場面です。

今年は、坂本冬美さんが桑田佳祐さんが作った「ブッダのように私は死んだ」を歌うので、桑田さんがサプライズで登場するのでは?と、密かに期待しています。 (ジャッピー!編集長)