この大ウソつきの前首相のアベ晋ゾー、また「真摯に反省して……」とほざいて、これで説明は終わった、幕引きと言わんばかりの態度でした。当ブログ12月20日「アベにこれほど似合わない言葉はない」でも書きましたが、「誠意」とか「誠実」、今回の「真摯に」なんてワードがこの男の口から発せられると、美しい日本語が穢れるように感じます。この男、日本語や日本文化にとっても、害毒ですね。

118回も延々とウソ答弁をして、国会において浪費された時間についてどう思っているのかねえ。国権の最高機関であり、民主主義の根幹を成す国会を軽視していることは、以前からも指摘されていましたね。たびたび、ヤジを飛ばして問題になっていましたもんね。「早く質問しろよ」とか、「意味のない質問だよ」とか、小学校の学級会レベルのヤジを飛ばして、その都度謝罪しましたが、ただ「紙」を読んでいるだけでしたね。

以前、名画座の「江利チエミ特集」で『サザエさんの青春』(1957 青柳信雄監督)を観たことがあります。劇中、家族会議のシーンが出てきます。フネ(清川虹子さん)がサザエに家事全般を受け継がせようというのが議題です。こういったことでも、ちゃんと家族がちゃぶ台の周りに集まって「会議」をするのです。

何かあると「会議」をするのが常態のようで、このシーンでは「今日はワカメが議長だ」と始まります。フネが、サザエ(江利チエミさん)ももう年頃だし、ちゃんと主婦修業しないといけませんと主張し、「家計のやりくりは無理だよ」とか、いろいろ意見が出るのですが、お父さん(藤原釜足さん)はつい勝手に口をはさんでしまい、議長のワカメ(松島トモ子さん)に「意見を言うときには手をあげて指名されてからにしてください」とたしなめられてしまいます。磯野家だって、ちゃんと議会のルールを遵守し、「不規則発言」をすれば一家の長のお父さんだってワカメに注意されるのです。なのに、2020年の国会でれっきとした首相がそんな「基本」もできなくてどうする。情けなさすぎます。

アベのウソを援護しまくった番頭から首相の座についたスガも、国会が嫌いなようで、コロナ感染拡大で大変な事態の最中、さっさと国会閉じちゃいましたね。(「日本学術会議」の件やGo Toで責められるのを逃げたのでしょう)、さすがは、アベ政治を継承するといっただけのことありますね。(ジャッピー!編集長)