紫と緑 | もみじ色の空

もみじ色の空

これはもみもみじという小説家志望のブログである。
健全な小説しか書けないから、そこは我慢してください

基本は、プライベートのこと
絵、小説などを更新する予定

なお、タイトルに深い意味はない



 とある国のお話です。

 とある国の王宮には、二人の姫様がいました。双子でした。

 その二人はとても似ていて、どこがどう違うのか解らないほどでした。

 ただ、それは外見だけで、中身の好みは意外と違うところがありました。

 

 ある日、姉妹の誕生日会が開催されました。

 姉には紫色の誕生日ケーキを。妹には緑色の誕生日ケーキが与えられました。

 二人は笑みを浮かべながら、それを平らげました。

 

 ある日、姉妹と友人とでプレゼント交換会をしました。

 姉には紫色のプレゼント箱を。妹には緑色のプレゼント箱をあげました。

 姉妹とも二人、目を合わせて、微笑みました。

 

 

 ある日、姉妹の両親の結婚記念日が祝われました。

 姉は緑色の指輪を。妹は紫色の指輪を、両親に上げました。

 姉妹は、両親二人を見てこう言いました。

 

「私が妹だよ?」

「私が姉だよ?」

 

 目を見張った両親の前で、姉妹は、お互いの服を交換したのでした。

 姉は緑色へ、妹は紫色へ。

 どっちが本当の姉で、どっちが本当の妹でしょう?




もみもみじ <書いたよ!

わかば <ほぉ……大学の課題から生まれた失敗作をここに出すとはね

もみもみじ <え、あ、バラすんですか?

わかば <当然。まぁ、一応活動をしていることにはなるから、いいんじゃない?

もみもみじ <そ、そうだよね?

わかば <でも、褒められないんじゃないかな?

もみもみじ <う、うぐぅ……