仕合に備え極限まで高めた反応速度は
仕合が終わるとともに、ほぼ元に戻ってしまう。
動機がなくなれば、「極限状態」は維持され得ない。
数週間の、至近距離からの不意の攻撃を受ける鍛錬が
無に帰することを惜しいとも思わなかったが
あまりに速やかな消失を、いつも不思議に感じていた。