酒好きの人間にとって、かなり気になる事柄。

  特に病気すると飲んで良いものかやめるべきか、悩むものです。

  飲んではいけないものなのに、隠れてコソコソ飲むのも精神衛生上よろしくない。

  そこで、一度、きちんとエビデンスをとっておこうと思い、調べてみました。

  そもそも「酒は百薬の長」と言う格言?はどこからきたのか?

  どうやら、おおよそ2000年ほど前に「適量飲めば、他のどの薬よりも勝る」という意味で、中国の「漢書 食貨志」に記されていたようです。

  人と酒との長い歴史を感じます。

  そう言えば、人間が最初に作った創造物は「酒」だそうです。

  アフリカのジャングルの奥地には、たまたま酒を作ってしまい、いつも酔っ払っている猿の集団がいると言う話も聞いた事があります(笑)
猿酒というやつですな。


  それはさて置き、問題は「適量」がどれくらいなのかが正確に記されていない事です。

  誰でも突っ込みたくなるポイントですよね。


  それから2000年の間、医学者は研究を重ねました。

  そして、見つけました。
  それらの研究を統計的にまとめた論文が、2006年に発表されていました。

  これはイタリアの研究者たちの発表で、「健康に良い飲酒量」について、2005年までに発表された研究論文を統計学的に処理したものです。
研究対象となったのは、約101万人の成人。

  すると、飲酒をしていない人よりも、少し飲酒をする人のほうが、死亡の相対リスクが低いことが判明しました。

  まず、アルコールのカウント方法を決めます。
毎回アルコール度数を掛け算するのは、飲み会の席では現実的ではないので、「1ドリンク」という単位を設定しています。

  ここでは、350ml缶のビールひと缶(アルコール度数5%)を1ドリンクとします。
アルコール量にして14g程度です。
各種のアルコールはおおよそ次のような換算になります。

・ビール350ml(5%)=1ドリンク
・ワイン1杯(125ml)(14%):0.8ドリンク
・日本酒1合(180ml)(15%):1.5ドリンク
・焼酎1合(25%):2.5ドリンク
・ウイスキーシングル(30ml)(43%):2ドリンク


  このドリンク単位ごとの飲量と「死亡の相対リスク」をグラフ化したものが、


となります。

男性、女性、人種で違いがあるようですが、日本人であれば男性は3ドリンク、女性は2.5ドリンク程度までは、飲まない人より飲む人の方が長生きしていると言う事になります。

と言うことで、男性なら、
・ビール      →3缶
・日本酒      →2合
・ワイン      →グラス4杯弱
・焼酎         →1合強
・ウィスキー →シングルグラス1.5杯

までが適量と言われる量となります。

とは言え、体質もあるので人それぞれだと思いますが、これを基準に嗜む程度に飲む事が酒を「百薬の長」にするコツでしょう。

また、これは個人的な見解ですが、いくら適量だからとは言っても毎日欠かさず飲み続けるのはよろしくない感じがします。

やはり休肝日を週に1〜2日はつくるべきだと思います。


3ドリンク…
今の自分には丁度良い量です。

あー、良かったと安心するゴールデンウィークでした。