クハ164形 | 伊勢守の鉄道博物館

伊勢守の鉄道博物館

一応、鉄道博物館を名乗ってはいますが、偏りがあります(汗)
2018年11月4日より現役(?)に復活することにしました。


今日は関東地方ほか各地で積雪を観測して、交通障害などが発生していますが皆様のところは大丈夫でしょうか?


165系急行形電車では異端な形式です。

元は153系のクハ153形だったのですが、山陽本線で使用されていた時に165系と混用されて運用に就いていました。
しかし165系に装備されている勾配区間で作用する抑速発電ブレーキが使えなくなるために、性能を合わせる目的で8両のクハ153形が改造編入されました。



クハ164-7を組み込んだ急行【伊那】

8両中で1~4は廃車まで非冷房でしたが、5~8は冷房化改造を受けています。
また下り方先頭になる偶数番号の車両には、前面に貫通幌が常備されるようにもなっています。

山陽新幹線が岡山まで開業して山陽本線の急行列車の整理が行われて余剰となった急行形は、京阪神間の新快速や大垣、静岡で受け持っていた【伊那】【富士川】の80系を置き換える為の転属をします。

以下にクハ164形の簡単な表をあげておきます。


クハ164形経歴 

全車幡生工場改造



クハ164形で冷房改造されている上り方を向いているのは、5と7の2両です。
晩年はどちらも前照灯がシールドビーム化されていたらしいので、これはその前の貴重な1枚といえます。


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