豊橋鉄道に7300系 | 伊勢守の鉄道博物館

伊勢守の鉄道博物館

一応、鉄道博物館を名乗ってはいますが、偏りがあります(汗)
2018年11月4日より現役(?)に復活することにしました。

豊橋鉄道の鉄道線が架線電圧1500Vに昇圧して車両が全取替えになったときに、まさかの出来事が・・・。

カルダン車もいたというのにそれも廃車にしてまで、全車両の取替えを敢行して吊掛駆動の名鉄7300系に統一するという珍しいやり方でした。



1997年9月撮影 高師

車両基地のある高師での撮影のみでした。あとは吊掛音を楽しむ乗りに徹しました。

昇圧はこの年の7月に実施され、すべての営業列車が7300系になりました。

名鉄のレッドに帯を巻いただけかと思いましたが、あとから色調の違うレッドだと知りました。





色を変えた「なぎさ号」と命名された編成。
7300系には2両編成と4両固定編成の2種類の編成がありましたが、4両編成3本のうち1本は中間車を抜いて使用開始をして、残りはラッシュ用として塗装を変更して使用されました。

もう1本は黄色に塗られた「なのはな号」と呼ばれた編成でした。

なぎさ号、点検中なのか編成を切り離していました。




従来の廃車になる車両と並ぶ姿。

左の編成も元名鉄モ3350系を譲り受けたものです。一部の電気品は国鉄クモハ14形の廃車発生品を購入したものだとか。
廃車になった車両でも、部品だけ有効利用されている例は他にもあります。




隅には台車が放置されていました。これはどの形式のものか(謎)




国鉄台車DT21も。
昇圧前のカルダン車は国鉄部品を使用していました。101系廃車発生品の流用だったと思いました。



7300系の活躍は短く、2002年には全車引退となってしまいました。



ペタしてね