1532 記憶の寄生木 | 帽子作家:吉田インコ

1532 記憶の寄生木

 

 

 

ヤドリギって、見たことあります?

わたしが、最初にみたのは、葉などついていなくて丸いカゴのようなものが

木についていて。それが、ヤドリギということを知り、結構な衝撃だったのですよね。

ヤドリギは、寄生木とも書くそうで、その通り他の木に寄生してついているようで。

ゾクッとするような、ちょっと怖かったのです。

前にカッコウの「托卵」の様子を見たときも衝撃でした。カッコウは他の鳥の巣に

自分の卵を産むのか運ぶのかして、他の親に育てさせるそうで。卵の殻を破って

でてきたヒナが裸の背中に他の鳥の卵を背負って巣の外に落とすんですよね。

本能で?そうするようにプログラミングされているのか怖いですね~!

その関係性が気になって、昨日書いてた切なさに似た感覚を覚えるのです。

色々なことを妄想して、山や川や嫌いな田舎の風景や何もないという飽きあきする

静寂とかそういうものを踏みしめて創作に繋げていく時間はわりと好きで。

1人が好きなのです。

 

 

今日は、そんな記憶のヤドリギを自分なりに表現したいと思いました。

暖かくなっているのに、冬素材ですが、気に入ってくださった方は、1点物

ですので、お早めにどうぞ♪

 

 

 

髪の毛みたいにみえる帽子というのも取り入れているテーマで、

ダークな雰囲気でありながらも、かぶってカッコいいものでありたいと思います。

 

 

色んな記憶を繋げてたくさん乗せてみました。

 

 

 

 

 

 

木に絡みついて膨らんでいく、ずるずるとした、浸食していくような、

そういう雰囲気が興味深く、垂れの部分からつながるようにのせてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長くひきずるものこそ、カッコいいんです。

 

 

 

 

帽子もダークカラーで色んな色が入っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場合によっては、可愛くも、妖しくもコーディネイトできそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰でも、忘れたいような記憶、後悔したいような思い出ってあると

思うんです。

忘れるのは、思い出すことでもあるので、苦しいし、つらいけれど。

どんな選択だったとしても、今の自分を作った養分であったことと

思うと大切に出来ると自分にも言い聞かせるようにしています。

 

 

また、明日も楽しさを見つけられますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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