成人がんと精神疾患と自傷行為 | いのくまかおるのブログ

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約5年間医療現場(理学療法士)→約4ヶ月個人でリラクゼーションサロン開設→再び医療に(理学療法士)
日々感じたこと、考えたことなど投稿します〜〜




今日の投稿は昨日投稿できなかった

内容です!

良かったできて泣き笑い 

 

 

 

 

 

 

こんばんは!

見ていただきありがとうございます!

 

 

ここでは、前職が理学療法士の27歳が

群馬県前橋市でリラクゼーションサロンを

開設し、興味のある心や脳や身体について

情報発信していきます!いのしし

 

 

 

 

 

 

 

 

以前から私は自殺に関する記事を

目にするようにしているんですが、

(自分がしたいわけじゃないです。笑)

 

こんな文献を見つけましたあんぐり

 

 

 

 

 

 

Cumulative burden of phychiatric disorders and self-harm across 26 adults cancers

―26の成人がんにわたる精神疾患と自傷行為の累積負担

―Wai Hoong Chang&Alvina G.Lai,Cumlative

burden of phychiatric disorders and self-harm

across 26 adult cansers, nature medicine,28 March

2022.

 

 

 

 

研究結果はたくさん述べられて

いたんですが、

その中で私が気になったところは、

 

“治療方法を比較すると、3つのモダリティ

(化学療法、放射線療法、手術)すべてを

受けた患者は、精神疾患の累積負担が

最も高かった”

 

“うつ病の人は、最初の1年間で自傷行為

を行う可能性が44倍高いと推定された”

 

です。

 

 

 

 

誰もが病気になると、それを否定したく

なったり、素直に受け入れるまで

時間がかかったりします不安

 

 

ただの怪我ならまだしも、“がん”

であればなおさらです。

 

 

 

私がクリニックにいた時は、

精神的にケアが必要な方は

あまりいなかったように思いますが

 

病院にいた時は、

がんの方や脳卒中の重症な方もいたので

おそらく精神的に追い詰められているな

と感じることが何度かありました。

 

 

 

 

 

その中でも、前日まで何も不自由が

なかったのに、急に脳出血によって

右半身麻痺(重度)になった方は

印象的です。

 

 

右手足に力が入らないのに

起き上がったり立とうとしたのは

病気の否定(否認)という状態

だったからなんじゃないかと

思います。

 

 

 

 

その状態でも家に帰りたいという

強い意思があったので、

私も歩けるようにといろんな装具を

試したり、リハビリを行いましたが

介助なく歩くレベルまで改善できず、

車椅子で帰られました。悲しい

 

 

 

もっとできなかったかなと

今でも悔やみますし、

元気で過ごせているかなと

ふと思い出します。

 

 

 

 

 

ちょっと話が脱線してしまったかも

しれませんが、

それだけ病気は精神に影響を与え、

論文のように自傷行為に発展する

可能性が高まります。

 

 

まだ“精神疾患を持っている”

ということにものすごい抵抗感を

持っている方が多いために

診断されると衝撃と落胆が大きいの

かもしれません。

 

 

 

医療はそういう方がいると思うと、

リハビリとして会話したりして

少しでも気持ちを楽にする手助けを

したいなと思ったり、

目標に向かって一緒に頑張ることは

嬉しかったなと思いますね赤ちゃんぴえん

 

 

 

 

 

今の日本の医療は患者さんに対して

どれだけ誠意を持って

対応しているかわかりませんが、

 

決して楽な仕事ではないので

医療を提供する側に精神的・時間的

余裕のある環境であればいいなと

思います。

 

 

 

 

なんだかいつもより気持ちが溢れて

長くなった気がします。笑

 

 

 

 

病気をアクセサリーのように

思える未来をカバン指輪手袋