Walmart Supercenterに医療施設を設置する、というのは2年前くらいにはプランが出てた気がします。なのできっとテキサスやマイアミでは試験運用してたのかもしれませんが、最近やっとオーランドでも実施が始まりました。ちなみに1軒目は2019年にできたそうです。

ウォルマートヘルスセンターでーす/

アクセスは外から可能。
初診で健康診断や軽い風邪などに対処するPrimary Care、X ray(レントゲン)、血液などの検査(Lab)、歯科(デンタル)、聴力(Hearing)、行動医学(Behaviorl Health)に対応。これって結構すごいよ。
何がって総合医療に対応してるところ。レントゲン、歯科、聴力は基本的にバラバラの医院にかかる必要があります。例えばレントゲンは、かかりつけ医の紹介状をもらい、大病院などのImaging Centerで放射線科に行かないと撮れない、とかあるあるだからね。

で、診察後はそのまま店内の家庭用品+OTC薬売り場+薬局に繋がってます。

下の写真は店内出口側。家庭用品〜薬品売り場に繋がっています。すごい動線だよねぇ。でもぶっちゃけ地味。


さて、同じようなサービスを提供しているのはPharmacyであるCVSとWalgreenです。CVSはMinutes Clinic、WalgreenはVillage clinicやAdvent healthなどローカルの医療機関を間借りさせ店内医療サービスを提供。その後店内の薬局で処方ということをしていました。ただしこういうのは大型店舗のみ。


そこに殴り込んできたWalmart。しかも強みは日常の買い物も一緒にできてしまうということ。

Walmartしか無い!というような過疎地域なら結構いけそう。

果たしてオーランドでも成功するんでしょうか。ちなみにターゲット層は健康保険を持っていない低所得者層。すごくメイン層と重なりそうな部分ですね。また、最近はファッションも大きいサイズのブランドに注力しているようでなんとなくアメリカの闇を感じますがそこは見ないふり。

ちなみに医療サービスはアメリカに珍しくわかりやすくなってます。
保険通して払ったら「え!!?」な金額になりがちばアメリカではちょっと安心といえば安心。ちなみにアメリカの保険会社は勝手に割増して請求とかするからね。業界の闇だよほんと…。


↓ここから参考程度の値段が見られます。





でも、オープンが地味すぎてだれも入ってないんだよね…。たぶん無保険の人の駆け込み寺的なの想定してるんじゃないかなとおもったけど、ゼロはちょっと悲しそう、店舗マネージャーが。

↓いや、「開いてる」感ほんとゼロなんだもん…せめてOPENマークつけてくれないかな