笑い話なのですが…

 

とある勉強会に参加した折、

ある女性がわずか1~2分の

自己紹介の間に、

 

「私は、お客様の業務に対し、

ソリューションを提供し、

〇〇の××における、ソリューション

△△することを目的としており、

そのソリューションの、■■を実現し、

さらなるソリューションを…」

 

と、

「ソリューション」という言葉を、

連呼されていました。

 

その頃の、彼女のマイブームが

「ソリューション」という言葉だったのか…

 

それはわからないのですが(笑)

 

その時の私は、

 

「あれ?ソリューションって、

どういう意味だっけ?」

考え始めていて、

彼女の話はほとんど

頭に入ることはありませんでした。

 

 

 

人間は、

聞いて意味のわからない言葉を

目の前にすると、

思考がストップします。

 

 

********

 

 

 

すでにここまでで、

私と同じように

「ソリューションってなんだっけ?」

と思われている方が

いらっしゃるといけないので…(笑)

 

ソリューションとは、

「問題解決」のことです。

 

最近、企業さんのキャッチコピーや、

ホームページの業務内容などに、

多く使われている言葉です。

※某企業さんの、ホームページを

のぞいたら、

「ソリューション」が

1ページの中に、山ほどありました(笑)

 

 

ソリューションの意味については、

今日はこれ以上追及しないですが。

 

 

私が今日お話ししたいのは、

 

「それってどういう意味でしたっけ?」

 

という思いを、

コミュニケーションの

相手にさせないことは大切であると

いうことです

 

わかるようでわからない…

という言葉が一番、いらだちます。

 

まして、

まったく何のことやらわからない

言葉ならば、

もう完全に思考はストップ

します。

 

そして、その場で本当に理解して

いただかなければならないことを阻害し、

さらに相手の方に「疎外感」を

与えてしまいます

 

WebやPC関連の言葉には、

その手のものが非常に多い…。

 

使うとちょっとカッコイイみたいな

専門用語。

 

私は使いません(笑)

 

そこで、相手の方が

立ち止まられることのほうが、

時間がもったいない

感じます。

 

もう、

日本語で言い換えられることは、

徹底的に言い換えます。

 

よくPC画面の表示に出てくる、

 

▼お選びください

 

と書いてあって、クリックすると、

リストがパッと表示され、

その中から該当する回答を

選択できる、

 

プルダウンメニュー」とか、

ドロップダウンリスト

と言われるもの。

 

私は、

「下向きの三角のボタン」と言います。

 

パソコンインストラクター業界では、

パソコンの各箇所の名称を

「正しく言うこと」は必須だと

聞いたことがありますが。

 

いや…そこで、

正しく言うことよりも、

正しく理解していただくことのほうが

大切でしょうと思います。

(もちろん、正しい名称を覚えていただく

ために、下向きの三角のボタンの後に

追加で説明はいたしますが…)

 

 

自分が使う言葉で、

お客様を立ち止まらせない。

それをいつも意識しています。