こんにちは。

物価高騰の中、なかなかサプリを購入しずらい飼い主さんもおられることと思います。

私自身も、月20万近く病院関係に支払いがあり、当時は金銭苦大変でした。

ですが、諦めず、鎮痙サプリ与え続けました。

その結果、ごっそり減薬出来るほど発作がなくなり、サプリ8割薬2割比で、

ほぼ毎日あった発作が半年以上も月一かゼロになっていたのです。

ポロちゃんは、難治性癲癇で、処方できうる限りの抗てんかん薬全種類、それも相当量服用しておりました。それでも発作が治らなかった子が、減薬実績まであるからこそ、

一般的なてんかんのワンコには、もっと希望がある気がするのです。

そもそも、サプリを栄養補助程度に考えず、減薬して薬と置き換えていく事が私の目的でした。

ただし、発作がゼロになった時点でも、薬ゼロまでは考えませんでした。

それは、①鎮痙効果や時間について、ハーブやサプリは検証されていない点 ②それが裏付けされてる薬に、万一、戻ろうとした場合、血中濃度が安定するまで、安定した効果をすぐ期待できない点 の為です。

万一発作日々が戻る事を考えてという事です。

ですから、代替でサプリが立つようになれば、二重の支払い構図は解除されるわけです。

通院、薬代がごっそり減って、サプリの支払いが残ると。それでもかなり節約です。

そして、ワンコの体の負担がごっそり減ります。

 

どんな病気であれ、薬漬けから休薬できることは、非常に望ましいです。

体を休める事ができます。

ただし、現状、脳神経の獣医医療で、抗てんかん薬の減薬は殆ど行いません。

一つは、代替医療についてあまり根拠を認められていない点、医者の責任としては実行したくない事が挙げられます。

てんかん自体、人間でも未知の領域が大きすぎて手探りの診療投薬が現状です。

発作回数や状態で、処方が決まりますが、患者申告しか有りません。

申告を信じて、劇薬を処方する。これ程医者として手探りで嫌な仕事はないでしょうね。

とりわけ獣医さんは内科外科が分業されてないのですから。

多くの飼い主さんは、24時間発作に気づけるわけものないですし。

又、部分発作や脱糞だけの全般発作は見逃しがちです。獣医さんであっても、専門性の薄い先生であれば見分けが難しい現状です。

私は、手探りであるという点も踏まえて、代替医療に力を入れました。もし、数値に応じて

処方される事であるなら、全て病院にお任せしたと思います。

 

それから、サプリ、漢方、ハーブについての効果ですが、製薬化されてない=効果が信用できない ではありません。

確かにダイエットサプリとかごまんと多くの商品で、効果がないもの沢山あります。

製薬化には非常にお金がかかりますし、法的規制もありますのでハードルが高い。

サプリは食品扱いで、全てにおいてコスト安かつ、メーカー責任が低い為、商売として

儲かるからです。

ただし、本物もあります。有名どころでは、カネカ社のコエンザイムQ10やミミズ漢方

の血液サラサラにするサプリがあります。

製薬化至らずとも医療現場でも信用を勝ち取り、サプリのままにされてるものも数あります。

私は、ポロちゃんの介護中、移動中とか時間がある限り、製造メーカーに問い合わせたり、

現在大学で製薬化見据えて検証されてるサプリを調べ続けていました。

メーカーには、製造、レシピの細かい点、管理状態、原材料地、輸送、市場や法規に関して

面倒くさい質問でかなりご迷惑かけましたね😥過去のリコールも調べてまして、

総合的に愛用できるか、初期でふるいかけてました。

減薬において最重要である、発作回数確認に関してですが、三年ほぼ休職して介護観察に力を入れてました。

15分コンビニに行くのすら、シャワー時間すら惜しんで確認してました。

減薬状態で一年済めば、監視カメラ設置で職場復帰を考えてましたが、肺炎でポロちゃんが

無くなりましたので、予定は変わりましたが。。

キチガイじみた事だとは思いますが、第一にポロちゃんが楽になれる事、そして、誰かが

徹底して記録していかないと今後もみんなが手探りで金銭苦の介護になり、最悪、飼育できない飼い主さんが出てくるのを避けたい事が私の中にありました。ご家族がいれば

こんな事誰もできないし、大学研究室でも普段の生活環境における癲癇犬のモニターを

ほぼ24時間体制で行う事は絶対不可能です。

ポロちゃんのデータで少しでも救われるワンコが出る事が、もうポロちゃんと一緒に入れない私が、ポロちゃんと繋がっていられる事かなと思ってます。

 

話戻りますが、減薬におけるステップは以下です。

①現状の服用量でサプリを加える→サプリの調整で発作回数が減った

②サプリの効果量を数ヶ月試して、発作状態が安定

③減薬

④減薬して発作が出たら、サプリの種類変更か量増やす。

※ここで発作が増える一方ならば、一旦薬を戻します。

少し出るくらいなら、頓服で様子見ます。

※薬も代替サプリも効果量や種類で、個体差が出ます。例えば、オイルサプリならば、

4滴で効果出る子もいれば、8滴必要な子もいるし、効果が出る量を与えると下痢をする子もいます。下痢する場合はそのサプリは却下です。

癲癇で腸内状態の健全な維持ははとても大事です。

 

減薬は、例えば、フェノバールの場合、1週間毎に6分の1ずつ減らしていきます。

いきなり減らす事は絶対にダメです。少しずつ減らすので、サプリの効果を見るのにも良いですね。

お薬によっては、すぐ減らせるもの、少しずつしか減らせないものがあります。

癲癇に限ったことではありませんが、急に減らすとショックで体に影響が出るものがあるんです。

又、例えば、減らすならどれから減らしていくかは、現状効果出るのに多量与えなければならない薬や、副作用リスクが大きい薬など、選び方が専門的なので、一度スポットで

専門医に相談する方が良いです。

一次診療では、日常的にワンコの症状に対する責任が重いため、こういった飼い主さんの希望での対応に快く応じない獣医さんが多そうです。又、減薬プロセスについて、専門性知識がないと答えられません。

高度医療センターや大学では、スポットで答えてくれます。

大体20分くらいの所要時間で、高度医療センターでは、8000円くらいでしょうか。

ですから、色んな事漠然とした話をするのではなく、ざっと症状と現在の治療内容を提示し、飼い主の希望として減薬方法を尋ねる方が良いです。

節約を考えると一見高く見えるかもしれませんが、要所要所できちんとした所を押さえてなければ現状からの支出は、慢性進行性疾患ですので右肩上がりです。

目先のことより、数ヶ月スパンで考える事が色んな生活物資に関しても大きな節約は見込めます。

 

発作回数確認は、今までしてきた観察状態で増えたか減ったかでいいかと思います。

これまで見落としてきたかもしれない、部分発作(軽度に区分)と全般発作(大きな発作)

は注意ですね。

口のはじに泡が付いてたりとか、普通に動いててワンコも気づかずウンコ漏らしてるとか。

ウンコ漏らし、おしっこ漏らしは、発作であれば全般発作でカウントされます。

 

続く