こんにちは。

去年春先から先月まで、ずっとフードに関して再勉強考察していました。

私は、療養食というものは取り入れたくありません。

病気によって食事の制限があるので、仕方がないのか?

ですが、療養食として売り出されている病院のおすすめは、原材料の質や添加物について

無視しています。一般のメーカーが出している手作り系療養食については、成分分析が

甘い。

少なくとも国産はそうです。同じく、一般メーカーが安全な食材を謳って、出している、

漢方系ハーブ系のフード。非常にお高いですね。しかし、調べていくと、ツッコミどころ

満載なレシピかなと思います。

例えば、魚油を加えてるもの。魚油は非常に酸化しやすいので、はなからフードに入っているメリットがありません。病気の子により気を配らなければならないのは、フード鮮度、

食いつき、添加物、素材の安全性、吸収率です。

●鮮度→メーカー保管場所やロットごとの検査管理、輸入品であれば、太平洋を移動する間、船便ですとコンテナ内は40度に上ります。湿度や高温にさらされる為、フード包装

素材もこだわりが必要。

●素材の安全性→中国産でなくとも、そもそも農薬たっぷりの野菜、汚染海域の魚、不健康に育った家畜の肉、レベルの低いハーブや漢方素材でなく、生産者もメーカーが把握してる安全性を求めます。

●添加物→総合フードでは仕方がないのですが、ビタミンミネラル添加物が多いということは、食材自体の栄養は殺されてるということです。それは、調理法や食材選びに問題があるということです。

 

①癲癇犬におけるフード選び

昔、炭水化物を排除した食事がヒトのてんかん患者に推奨されたことがあります。

ケトン食と言いますが。

 

色々難しい副作用が起こり得る上、効果は、少なくとも動物で認められていないと、獣医さんに聞きました。

近ごろ又注目されてますが、食事療法としてよりは、そのメカニズムの解析により、

創薬目指す点が現実的なのだろうと思います。

癲癇療養食って?今売り出されてる療養食の中身を見ると、整腸作用のもの、魚油などが入っている、抗痙攣効果の見られるハーブが入ってるモノ。ただ、それは、サプリで事足りるのでは?

発作はエネルギーを消耗します。又、薬は肝臓や腎臓への悪影響もある。

体に優しい、栄養のあるモノを食べて、サプリを追加しればいいのではないでしょうか?

②老犬のフード選び

シニアになると、人と同様、代謝がおちます。臓器細胞代謝も落ちます。

肝臓腎臓胃腸ケアを考慮して、中たんぱく、低中カロリーが望ましいと言われます。

ヒトと同様、お薬を何かしらのんでいる事が多いでしょう。

体に優しい消化の良い栄養補給が望ましくなります。

③腎臓病ワンコのフード選び

最近の臨床現場では、必ずしも低タンパク食を強く勧めません。

療養食でも8%たんぱく、4%程度のたんぱく、と色々あります。

ヒトでもそうですが、たんぱく質低摂取は筋肉量の著し位低下をもたらし、他の生理機能を弱体化させるからです。

たんぱく質はアミノ酸からなっており、アミノ酸は分解されて窒素という体から排除すべき物質を出します。

腎臓は最終濾過機能とされており、腎臓がこの窒素成分を激しく濾過しするために酷使されないよう、たんぱくを制限するわけです。

腎臓検査ではリンの漏えい量を指標としてみますが、リンは主に肉に多く含まれます。

ダントツ多いのはみるく。あと、スーパーフードと言われるものは多く含みます。

リンの観点からもたんぱく減らせ、肉減らせ、フードが療養食です。

肉をごっそり減らすと、カロリー源は主に脂質か炭水化物しかありません。

こちらに偏ると、コレステロール過多からの膵炎、炭水化物過多の糖尿病などが発症します。細かい成分分析があって、個体に応じた給餌が必要です。

それを大まかにしてるからという点ウリに、品質は落とせるわけです。メーカーは。

ただ、腎臓食と謳っているフードは全て確認しましたが、銅の量が異常に多かったり、

そもそも添加物で構成されてるフードしかないのが現状です。当たり前ですが、添加物も

体外へ濾過されるべき物質で、栄養バランスがおkでも、添加物で、すでに腎臓の負担になってます。

体に優しい栄養バランスの良いフードが理想です。

 

①②③他、ガンの療養食でも言える事ですが、一部栄養素やカロリー制限があっても基本は同じです。療養食に高額かけるならば、良質のフードとサプリで配合調整すればいいのではないでしょうか。

 

ナパーニというドイツの小さな会社があります。全てオーガニック、添加物0です。

ビーガン食もあり、ここのすごいところは、コンプリート食では塩分、リン、プリン体まで分析されてるところです。

このメーカーはいくらか素材ハーブ等について細かい質問をさせていただきましたが、非常に専門的な知識とコンセプトがあるようでした。

こちらのフードの配合比率を変えながら、血液検査を毎月取り続けて半年以上になりますが、驚くべきことに、ステージ2の腎臓病の各種数値が正常値に戻りました。

獣医さんもメーカーを聞いてメモっておられました。

腎臓病のトピでデータ等お知らせしようと思いますが、かなりおすすめです。

ストルバイト、膵炎症状も無くなりましたよー。

こちらのフード、コンプリートメニューですと、800gが2000円くらいです。

大体ですが、目安的には5-6キロの子で4日分になりますかね。このグレードで200g単価はかなり安めです。ウチは、800g缶で買って、EMタッパーで保管して4日持たせます。

フード鮮度は大事なので、ここはタッパー代、かけました😀

 

療養食について、獣医さんでそれ相応の理念で飼い主さんに勧めてる方は皆無でしょう。

先生方にもそう言われましたし、ヒル●などは営業戦略で動物病院の陳列棚に並べられるようになったという話は、メーカーではいくらか聞きます。

療養食ってなんなのか?高いお支払いをすべきものなのか、悩まれてる飼い主さんはおられると思います。私のおすすめでなくても、療養食の根本を抑えれば、一般食で問題ない点

のお知らせでした📢