こんにちは。

ポネ山さんの腎臓病や膵炎の介護プランを立てるためにしばらくブログをお休みして

いたのですが、その間、実施や検査結果をもとに色々調べていく中で、

てんかんワンコに関わるよい情報も出てきたので、お伝えしたいと思っていました。

 

この時期は発作が多くなってるのではないでしょうか。

まず、日常ケアでおすすめしたいものを更新しますね😀

 

●頭部の冷却→てんかん発作は脳内の発作焦点が熱をもちます。

これが次の発作の起点を作るので、発作が続かないよう頭部、頸部を冷やします。

できれば、鼻腔も冷やします。

発作は脳の興奮状態ですが、冷気を吸うと脳が休まるからです。

おすすめアイテムはゴルフ用の氷嚢tobiemonです。

https://item.rakuten.co.jp/hanakokokurumi/ice/?variantId=1794

送料込みで1000円いかず、ショルダー付きのものは1400円くらいであります。

今、私も愛用しているのですが、外歩いていても3時間くらい冷えたままです。

外出先では途中でコンビニの130円のロックアイスを入れ替えています。

これは、結露もつかないのでバッグにも入れられるし、飼い主さんご自身が使用

するにもおすすめです。手のひらを冷やすことで、体温が少し下がったり、

リラックスできるので、猛暑では使い勝手有ります。

 

●自宅でできる発作処置剤の確保→長い夏、気圧の変化もあって、

 発作は起きやすくなります。

頻繁な病院への処置通院は、正直飼い主さんにもワンちゃんにもストレスが

大きいでしょう。

既に1年以上発作と付き合ってこられた飼い主さんは、ある程度、わかっておられる

と思うので積極的な在宅処置をお勧めします。

ビギナー飼い主さんも使用薬剤の量を決めて、発作時の動画を獣医さんに確認して

もらいながら、使用をおすすめします。

抗てんかん薬は高いですが、通院の方が桁外れに高いですので、在宅処置を

増やせれば、コスパも良くなります。

発作についての処置に関しては、動物の脳神経医療の臨床まで降りてきている

研究内容を確認する限り、曖昧で手探りな部分が多いです。

キチンと日常を観察管理出来ている飼い主さんであれば、注射含めてもっと

在宅処置を任されていいのではないかと個人的には思います。

ただ、薬事法の関係もあり、悪用されては困る薬剤が多いので表向き難しい

現実はありますが、相談できる獣医さんもいます。

法的な動物病院の薬の管理能力に関わることなので、スレッドで大ぴらに

相談できる病院名を書くことはできませんが、神奈川県、千葉県、兵庫でしたら

個別でお教えできます。

 

在宅処置剤は以前もあげましたが、下記になります。

●ミタゾラム噴霧→即効性、安全性、抜群だが、使い続けると効かなくなるのと

 高価格がデメリット

●ダイアップ坐薬→最初はこれから始めましょう

●手作り浣腸剤→ダイアップとこちらでできるだけ処置します。外出先などではミタゾラムが使い勝手が良いです。作り方は下記ブログ参照。

 

 

●注射剤処置→過去ブログでご紹介してます。お尻の筋肉注射のやり方等。

注射剤はアンプルのままでは一年は保管できますので、扱いさえ覚えれば非常に

コスパが良いです。ただ、飼い主さんが打てる状態であることが前提です。

私の場合、7キロくらいまでのワンコならば、どんなに暴れても確実に抑え込めます。

ですからそこまでは1人で処置できます。

もしワンちゃんを抑え込めないようであれば、必ず補助をつけてください。

基本、注射は発作が坐薬では鎮まらず、続く場合の最終手段です。

発作が続くワンコを横目で見ながら、アンプルを切り、注射器をセットして、

マニュアル通りに筋肉注射するのですが、ワンコが薬剤の痛みに雄叫びをあげたり、

噛み付くこともあります。

使用済みのアンプル、注射器を片付けワンコをあやすまで一通り、冷静でいなければ

なりません。慣れれば下手な獣医さんより素早く処置できるようになりますが、

結構気持ち的に、飼い主さんには大変かもしれません。

もしかすると、静脈注射を教えてくれる獣医さんに遭遇されるかもしれませんが、

絶対におすすめ出来ません。個人的に。

静脈注射と筋肉注射では即効性は少し静脈注射が上なだけですので、

飼い主さんが安全に処置をするには筋肉注射で十分と思います。

 

●サプリ

コスト面に関して、これだけは!というサプリは何かといえば、魚油とcbdオイル、

整腸剤、月齢5、6週目で凍結殺された蚕パウダー、ビタミンB群ですね。

発作回数が元々多く、薬を多数飲んでる子はcoq10と5-ala追加がいいと思います。

元々てんかんに限らず、慢性の病気を抱える人犬のケアでは抗酸化を強く意識します。

酸化イコール細胞の劣化とでも考えてください。老化もそうですね。

体内にある体を活性する酵素は限りがあります。病気するとこれを浪費します。

ドラッグデリバリーでも浪費します。

いわゆるサプリで直接補えるものでは有りません。消化酵素などは別ですが。

酵素の働きが低下して酸化が進むのに関して抗酸化サプリを与えます。

抗酸化サプリといえば、脂溶性ビタミンAEよりも水溶性ビタミンcが安全に

与えられるのは確かですが、人間で言えば、ビタミンCサプリはリポソーム化や

タイムリリース構造でない限り8割以上すぐ排泄されます。

その為、私は、てんかんの発作軽減も立証されている魚油を抗酸化サプリとしても

強く勧めています。cbdオイルは、抗酸化とリラックス効果で与えます。

 

整腸について、非常に大切です。てんかん発作と腸内細菌の密接な関係は以前から

研究報告でありました。これについては長くなるので別途記載いたします。

下痢が続けば発作が起きやすくなる、くらいに気に留めていただければ。

私が試したところ、蚕プロテインは最も顕著に発作が低減した食品です。

最近このメカニズムについて論文を確認できましたので、別途ご説明したいと

思います。

 

ビタミンB6について、医療ビタミンBをお勧めしてきました。

一緒にアニマストラスを使っておられると良いのですが、ビタミンB6というのは

単品では効果が発揮できませんのでビタミンB群として与えてください。

おすすめは、ピクのジェール エクセレントプラス お試し価格1000円で

エクセレントメディカル社から医療サプリとして楽天で販売されてるものです。

フランスの松の皮に含まれるフラボノイドやポリフェノールなど複数の抗酸化成分と

ビタミンB群が添加されています。28カプセル入っていますが8キロくらいまでの

ワンちゃんならカプセルに爪先で穴を開けて耳かきいっぱいが一回量で1日2回と

目安にされてください。

カプセルは硬いのですが、翌日飲む分を皿に出しとくと吸湿して柔らかくなり、

爪先で穴を開けやすくなります。フードにかけた残りは飼い主さんが召し上がっても

良いですよ〜

因みに、ビタミンB群は神経などに作用するサプリなのですが、抗てんかん薬を

飲んでいるとドラッグデリバリーに使用されて、てんかんワンコは

よりビタミンB群が不足します。

その為、止まらない発作で救急の二次動物病院にかけつけたワンコは発作処置

とともにビタミンBを点滴投与されています。

 

お薬を多剤服用しても月に3回以上発作があって処置通院されてるワンコは、

コエンザイムq10、5-alaを与えることがおすすめです。

コエンザイムQ10と5-alaは協力して、細胞の活性に働きかけます。

発作は大きなエネルギー消費を伴いますのでエネルギー代謝効率を上げること

とリラックスさせることが目的でおすすめします。

私自身が服用を続けての感想を言いますと、睡眠の質が変わったと思います。

コエンザイムQ10単品で続けたところ、翌朝への疲れの持ち越しが無くなりました。

朝がスッキリしてるんですね。5-ala を始めて、やはり翌朝が活力が出る感じです。

5-alaを勧めたい第一の理由は、腎臓肝臓の保護作用についてが大きいですね。

抗てんかん薬多剤服用し続けると、肝機能を悪くする為、病院では薬の変更など

慎重に行うし、肝臓腎臓の数値を定期的に見ます。

腎臓肝臓を保護する受け皿があれば、発作を抑える薬も増やしやすくなります。

てんかんは慢性進行性の病気ですので、どうしても薬は年々増えていきます。

現在既に発作が多ければ、ぜひトライして下さい。

5-alaについては、詳細別途書きますね。

 

コエンザイムQ10→Kaneka還元型コエンザイムQ10 お試しで30カプセル2000円

くらいでした。これもピクのジェールと同様で与えてください。

 

魚油については、健康道楽さんの、AEDクリルオイルをお勧めしております。

余計なものが入っていない、工場製造の安全性、成分が明示されている事が理由です。

魚油は非常に酸化しやすいオイルです。酸化したオイルは当然体に悪いですし、

有効成分が発揮できるのか不明です。ですからカプセルのものが一番鮮度が保証され

てておすすめです。

因みに、ドッグフードで魚油を配合しているものはこのような理由で信用していません。

保存料としては、てんかん犬にはミックストコフェノールがよいです。

魚油を保存料として使用するのは最もナンセンスです。

 

⭐️魚油は5-8キロくらいまでの子はAEDクリルオイルにおいては、1/2カプセルを

朝晩で。つまり1日1カプセルが適量かと他の子達のデータも検証した上でお

すすめします。脂質サプリが魚油だけならば、もう少し与えてもいいと思いますが、

上記コエンザイムQ10Cbdオイル、ピクのジェールを用量で与える際は1日量1カプセル

分割で。

いくら効果効能があってもベースは全て脂質です。

与え過ぎれば、コレステロール値が上がり高血圧に関わる病気のリスクが出ます。

我が家では、3匹について、コレステロール値も毎月取ってきました。

その上で安全ラインの目安量となります。

無論フードを低カロリーに下げれば、もっと与える調整も可能です。

クリルオイルもピクのジェール同様、爪で開けて中身だけフードにかけます。

 

5alaは動物用ではなく、ネオファーマジャパンから出ている、人間用のカプセル利用

します。詳細は続きで。

 

動物用品は高いし品質保証が甘いです。とりわけサプリについては、おつかれの

飼い主さんも一緒に使えるものが私の選ぶ大事なポイントの一つです。

 

私がおすすめする目安量はあくまで目安です。その子その子で違うので、

慎重にするならば、与えて一月後くらいに、一度コレステロールの血液検査をしても

よいかと思います。数値が上であれば少し減らすとかですね。

3匹では毎月の血液検査をノベ3年は続けながら、上記量を得ました。

動物サプリですと、目安量は効果量の1/5位です。これはメーカーで聞きました。

副作用が出ないけれども、個体によっては効果すら出ない量です。

それだとお金の無駄ですね。ですから論文で出ている動物においての危険量以下で

効果が出る最大量を求めて、検査項目を追加していました。

因みに、コレステロール値は結構上がってても、見た目は痩せてる事があります。

(うちの子はそうでした)

 

つづく。