雪だるま | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<旅行2日目> 

到着して2日目、天気も良く、風も弱く
最高のソリ日和になり、滑る事になった。 

キッズゲレンデは、
ホテルから200mほど下の広場にあるらしいので、
ホテルから滑って行こうという事になった。
帰りは、無料シャトルバスがあるらしい 

ただし、目の前のゲレンデの斜度は中級者コース並 
それでも、ブレーキを掛けながらゆっくりと行けば、
何とかなるだろうと思って滑り出した。 

ところが、先週末に降ったパウダースノーの新雪で、
足でブレーキをかけても、雪が舞い上がるだけで、
全然スピードが下がらない。

いや、むしろドンドン加速していき 
まるで除雪車が雪を巻き上げながら進むように、
ゲレンデを疾走いった。 

そして、キッズゲレンデ手前に、防護ネットが見えたので、
ワザと転倒して事なきを得た。 

巻き上げた雪は、全てショウとパパに降りかかったので、
二人は 『 雪だるま 』 の様になってしまった。

ショウはしばらく絶句していたが、
 『 寒い 』 『 冷たい 』 が大嫌いのショウは、
 「 もう帰る  と怒り出してしまった。

急いでシャトルバスに乗り込み、ホテルへ逃げ帰り、
結局、ショウのソリ遊びは、それでお終いとなりました。 


ホテルには斜面に沿って斜め動く窓ガラスの付いた
エレベーターがあるのだが、エレベーター好きのショウは、
それに乗っている時が一番楽しそうだった。 σ(^_^;)