聴衆の反応 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<学校->音楽療法> 

発作が起きて2週間が経とうとしている。
その後は発作の予兆の様なものもなく、
これまでと変わりない生活をしている。

当初は、性格が変わったかなぁ~と思っていたが、
元に戻りつつある。(怒りっぽくなってきた)
発作は、怒った事が切欠だった可能性もあり、
あまり好ましいことではなく、嬉しくない。


今日の放課後は、音楽療法。
ただいつもと違うのは、見学の親子が居る事。
おまけに、いつもは直ぐに退散するパパが、
挨拶したり、お話したりしているので、気になっていた。

パパが居なくなった後も、とても意識していたらしい。
今日はタンバリンの演奏が役目だったが、
叩いて見せて、聴衆の反応をその都度を伺っていたようだ。

「凄いね」 「上手だね」 と言われると、
とても嬉しそうにしていたらしい。
もし、手が不自由でなかったら、演奏家になっていたかも