酸素 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<学校->SB> 

ショウのお泊りの件で、学校側と酸素ボンベの話になっている。
医療で使う本格的な酸素ボンベは手続きが必要だし、
預ける事ができるのは、常用する必要がある子に限られる。
(まあ、当たり前ですよね)

ショウの場合、発作は、ここ数年起きておらず、
酸素ボンベを常用する事は無いし、必要もない。

ただ問題なのは、一度発作が起きると、
重積発作で著しく呼吸が弱くなり、酸欠状態になることだ。

この場合、一般的な医療行為ではなく、
死に至るかもしれないので、その救急救命行為として、
バッグに持参している携帯ボンベで酸素を与えてくださいという
お願いをしたのだが・・・。

医療ケア担当教諭は、前例が無いという事もあり、
日常的な医療行為としてしか考えられず、
とりあえず、No (ノー)と言うのが回答らしい。

他の学校ではどうしているのだろうか?
ショウみたいな子は居ないのかな?


さて、今日は数少ないプールの日の2日目。
今年の担任の先生とプールに入ったようだ。

もとから水遊びは好きなので、最初こそ緊張していたものの
後半はリラックスして、バシャバシャ遊んでいたそうだ。
運動した後だから給食は、勿論完食。


午後は、更に歩行訓練をしたそうだ。
でも、途中で箱バスを見つけて、楽しんだそうだ。
箱バスとは、その名の通り 『 バス 』 で、乗り込んで座っているだけ。
先生が押して移動するので、楽ちんなのだ 。


帰宅の時は、大雨。
いつもなら散歩に行きたいと言うショウだが、
流石に今日は言わなかった。
が、シブシブ家に帰るという感じだった。