発作とも違う何か? | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<大学病院->KS> 雨 のち くもり


今日は、定期検診で大学病院へ行く日だ。

何とか時間通りに、家を出れたのだが、

何だか道が混んでいる。


国道246号線や高速道路で事故渋滞が発生して、

その余波で、周辺道路が混んでいるらしい。

到着が予定より遅れてしまった。



更に、病院も激混み。

待合室のソファーも慢性的な満席状態。


小児科の受付の女性の声が、ショウの嫌いな音声の様で、

呼び出しの館内放送が掛かる度に、

ショウがビビッて、大騒ぎして、大泣きして大変だった。


1時間以上待って、ようやく呼ばれて診察室へ

入ってやっと落ち着いたあせると思ったのも束の間、

今度はオシッコの合図 シラー

(先生の大事な話をしているのに汗


オシッコだってあせる ちょっと待ったビックリマーク

今日は採尿しなければならない日。

今してしまったら、次にオシッコをするのは、

1時間以上あとだあせる


先生も事情を察して、早々に話を切り上げ、

急いで処置室へ連れて行き、採尿パッドを装着。

間に合った汗



帰りは相変わらず渋滞していて、

保育施設には30分遅刻して到着したが、

友達は、まだ食事中だった。



夜寝る時に、いつもより何故かハイテンションなショウ?

チョッと気になったのだが、それが的中した。


30分くらい経った頃、モニターから聞こえてくる

ショウの寝息の音が変わったのだ。

様子が変だと思って、急いでショウの部屋へ急いだ。


すると、まるで、しまじろうのビデオを見始めた時の様な

目をパッチリ開けて、ニコニコしているショウが居た。

何か楽しい夢でも見たのだろうか?


ショウの発作は、通常、グッタリして動かなくなり、

呼吸も絶え絶えになるので、発作とは違う。

しかし、明らかにいつもとは違う様子だ。


発作とも違う何かが起きている事は確かだ。

よく観察して、ショウの生命に危険はなさそうなので、

とりあえず落ち付かせてから、眠らせた。



その後も、ショウは熟睡できないようで、

布団の中で、モゾモゾと動く音が朝まで続いた。

そのお陰か、パパもママも寝不足になってしまった。