トイレの問題 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<旅行>


ショウもワイフも旅行中なので、

朝はゆっくりと自分の事ができた。

ショウが居ないと殆んどのスケジュールは予定通りに運ぶ。



10時から、新設される特別支援学校の、

3回目の説明会があるが、その前に 『 交流館 』 を見学し、

施設の担当部署に顔を出し、その後会議室に入った。



交流館に立ち寄った理由は、

問題となっているトイレを拝見するためだ。

大きな建物で多種多様なイベント開催する所なのに、

確かに、多目的トイレが2つしかない。


これが、駅のトイレなら、まだ許せるが・・・。

イベントホールともなると話は別だ。なぜなら、

こういった施設では、イベント前後にトイレが集中するからだ。


多目的トイレと言うだけあって、

利用するのは、身体障がい者だけではなく、

赤ん坊連れのママさんも居るだろう。


だから、絶対的な数が “全然足りない” のだ。


トイレに入ると 『 ベッド 』 は設定されていない。

(赤ん坊用の簡易ベッドのみ)


更に、一般向けトイレの中に作られた、身障者用と思われる

広いスペースのトイレは、今時 『 開き戸 』 だった。

普通、スライドドア!? でしょう ( ̄∩ ̄#



支援学校説明会でも、トイレ問題が浮上していた。

最大40人を想定した肢体不自由の児童の区画に、

トイレがたった一箇所。 しかもベッドが有るのは一個のみ。

更に、何故か、立ってオシッコをする便器が3つも設置。

(自立できる児童なんて居ません)


一体誰の為のトイレなのか?

身体障がい児は、一回のトイレに10分は必要。

30人居たら、300分。つまり、5時間。


すなわち、学校に居る間、

なんとたったの一回しかトイレに行けない計算となる。


もし、説明会が無かったら、

この設計案のまま建てられていただろう。


これでいて、教育委員会の担当者は、

いくつもの支援学校を建ててきたと胸を張るのだから、

呆れてしまう。



因みに、最初から懸念されていたグランドの芝生化は、

なんだかんだと理由をつけて、結局の所、何が何でも

絶対に譲らないと言うのが教育委員会の見解だった。

これから先も、この様な心配事が続くのかなぁ~ (ーー;)ゞ