南関東川地塾9-2 あっという間に、降りちゃった | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事> くもり のち 晴れ


早朝は青空が見えたのに、フライトする頃にはドン曇り。

気象データによれば、今日は下り坂の天気で、

晴れることはないという情報があったが、

川地の読みは、お昼頃から晴れて夕方までもつだった。


で、塾生と丹沢会員の方とのんびり山へ上がった。

(お昼まで曇っているので、急いでも仕方ないから)



先週末、コンペ機で飛んだので、

普段のグライダーのセットをつなげ直さなければならず、

時間が有って、丁度良かった。


セットアップが完了して、しばらくすると、

コンディションが好転し始めた。


「行けるよビックリマーク」 と教えてあげても、

「え~、まだ渋そう・・・」 と、相変わらず

KYしている塾生もチラホラも居た。



10機程が飛び立った頃には、劇的に良くなった。

当初の予定通り、まずは、松田アウト&リターンを実行。


しかし、花立尾根まで来た所で、西風に阻まれた。

といっても、全く前に進まないという訳ではない。


ところが、荒れていると言って、一人が撤収すると、

集団心理が働いて、脱落者が続出して、

あっという間に全員が降りてしまった。


確かに、方向こそ違うが、

朝霧の猪之頭の南尾根に南~南西風が入っている時と

状況とサーマルの質は同じ。


では、何が違うのか?と言うと、

直ぐ後がランディングで降ろせるか?

それとも、山奥で下ろせる所が見当たらないか?

という、精神衛生上の問題だけである。


そもそも、ヨーロッパでは、バレーウィンド(谷風)に対して、

尾根が垂直に出ていることが殆んどで、

これを上げられなければ、ヨーロッパツアーでは、

ぶっ飛び大将確実である。


今のうちから克服して欲しいものだ。



その後コンディションは良くなったが、

全員降りてしまったので、川地は松田山に到達した後、

相模川へ走らずMLにランディング。


降ろす時にグランドサーマルがバンバンで降りなかったので、

相模川に向けて走れていれば、到達する可能性は高かった。


非常にもったいなかったなぁ~、

こんなコンディション滅多に無いのに・・・。 (-。-;)