<お仕事>
濃い目の高層雲に覆われている上に、東の強風。
朝一番のテイクオフの情報では、風速10m/sらしい。
が、川地の中では、この風は弱まると読んでいた。
問題は、弱まるタイミングに、
晴天域が重なるかどうか?
今日は、2日目で選手たちは、なりふり構わず行くので、
昨日の様に、最初のグループに入ることは不可能だろう。
凡ミスをして、テイクオフ順番の45番をゲットした私には、
ただひたすら順番を待つしかない。
初参加のひよっ子達も、今日は準備に余念がなかったが、
油断のなくなった現役コンペティターに、
付け入る隙などあるわけもなく、気合を入れて並んでも、
番号を呼ばれるのは、遥か先である。
そう、初日の飛び立つ前、テイクオフで準備している時、
いや、その前の、バスに乗り込む時から既に、勝敗、
いや、競技に参加できるかどうかは決していたのだ。
日本の場合、実は、そんなに早くから、
コンペが始まっているのだ。
コンペに初参加の塾生に勝つ事は期待していない。
コンディションを読むシビアさ、
飛びにかける情熱を感じて欲しいと、
私は塾生に伝えた。
少しでも感じることができたのなら、今回の参加は、
成績以上に有意義なものを得たに違いない。
私はといえば、相変わらずスイッチが入らず、
情け無い飛びで、パッとしない成績で終わった。
仕事がメインだったとしても、不甲斐ない成績である。
モチベーションが上がらないと
冴えない飛びになってしまうところを改善したいものだ。
一流とは、如何なる状況でも、如何なる時も、
最高のパフォーマンスを発揮できる者を言う。