<大会>
今日から週末にかけて風が強くなっていく。
明日は北東のド強風で、競技は不可能な観測。
選手の多くが、競技の開催を望んでいるが、
オーガナイザーは、慎重な姿勢を崩していない。
今大会はPWCのプレ大会であり、
本戦のPWCを開催するにあたって、
試金石とされるからだ。
ここで、無理をして大事故でも起きたら、
来年の本戦の開催が危うくなってしまう。
しかし、6日間の大会日程で、
まともに成立したタスクが1本だけと言うのも
セルビアPWCの開催を推す票を失うことになる。
競技委員長のグギが、
このジレンマに板挟みになりつつも、
選手の安全を第一に考え、
苛立つ選手を説き伏せようとする姿が、
かつてPWCの名将と言われた、
故グザビエに重なって見えた。
ただし、安全を第一に考えつつも、
絶妙なタスクを設定し、競技を成立させてしまう所は、
グザビエの方が一枚も二枚も上手であったと言える。
タスクコミッティーやセーフティーコミッティーとの
3時間にも及ぶ討論の末、
結局、競技はキャンセルされることになった。
川地は、トレーニングのために飛びたかったのだが、
フライト後のオーガナイザーのサポートはなく、
昨日とは違い、自己回収とされてしまったので、
飛ぶのを断念した。
あ~、折角のフリーなのだから、もっと飛びたいなぁ~。